緊張の毎日が続いた期末試験期間が終わると立教は一挙にクリスマスの雰囲気に包まれます。
生徒会がコモンスペースの入口にクリスマスカードを交換し合うためのボックスを設置すると、お世話になった先輩に、共に学期を乗り切った同輩に、食事の席でたくさん話した可愛い後輩達に、そしてお世話になった先生方に思い思いのメッセージを添えてカードを書きます。
高校3年生は庭師のピーターさんが毎年プレゼントしてくれる大きなモミの木をホールのステージ上に運び、小一時間かけて飾り付けをします。それぞれの年の高校3年生の個性が光る美しいクリスマスツリーの出来上がりです。今年は例年より1日早くお目見えしたツリーのお陰で期末試験が終わったとたんにクリスマスがやって来たかのようでした。
この他にも、英会話の授業で頑張ってクレジットをたくさん獲得した生徒達がイギリス人の先生とディナーをとったり、帰宅日前日に近くのご老人達の住む村を訪れて歌うクリスマスキャロルの練習をしたり、キッチンスタッフが腕によりをかけて作って下さるクリスマスディナーを満喫したり… と、様々なイベントがぎっしりと詰まった最後の1週間はあっと言う間に過ぎていきます。来学期は大学受験で学校には戻らない高校3年生と過ごす最後の時がとても愛おしく思えてくる1週間です。