自然史博物館を訪れて

自然史博物館を訪れて
私は今回のアウティングで、ロンドンにある自然史博物館を訪れた。まるで教会のように豪奢で、さすが英国の国立博物館だなと感じさせる建物であった。
中へ足を踏み入れると、大きなディプロドクスが私たちを出迎えた。ディプロドクスは、白亜紀に生息した草食恐竜だ。約一億年も昔に生きていた恐竜(化石)と私が並んで立っている事実にただただ圧倒させられた。
館内は四つのエリアに分かれており、私は恐竜、海の生物、人間について展示されているブルーゾーンを訪れた。恐竜の化石が上からつるされていて、顔だけのものもあれば胴体しかないものもあった、あんなに大きい口をしているのだから、私なんで食べても全然お腹にたまらないだろうなと子供っぽいことを考えた。
次に、人間についてのコーナーを訪れた。そこで私は記憶力を確かめるゲームをやってみた。窃盗事件のショートドラマを見て、後にどれだけ犯人の情報を覚えているかというものだった。それぐらい誰にでも覚えられると思ってやってみたら、他人の髪の色しか答と合っていなかった。他の選択肢を見てしまうと、人間は混乱してしまうらしい。人間の脳はつくづくおもしろいなと思った。
最後に海の生物コーナーを訪れると、貝牛類の骸骨が展示されていて、プレートを見ると「Honshu Japan」と書いてあった。それを見つけた時、なぜか少し嬉しくなって、カメラを構えた自分がいた。
(高等部2年生 女子)