はじめに11 MILE WALKをすると聞いたとき、目的もなくそんなに歩けないし、ただ大変なだけの行事だと思っていましたが、初日にWEALDでこの行事の目的を聞いて、そして私は今までボランティアはごみ拾いくらいしかしたことがなかったのもありアフリカに教室を作ることに自分が歩くことで貢献できると知って楽しみになりました。
私がこのとき驚いたことは、教室にいる生徒が誰一人いやな顔を見せなかったことです。日本の学校だったらいくらボランティア活動だと聞いてもいやだという生徒は絶対に出てくると思います。そういう生徒がいないのは、アフリカのこの問題をより身近に生徒たちが捕らえているからかもしれないと思いました。
当日、学校側の配慮もあり私たちは立教の生徒とパートナー全員で歩くことができました。イベント中休憩はもちろんなく、朝から昼過ぎまで歩き続けました。それでも一度も退屈だと思わなかったのはパートナーやその友達みんなが積極的に話しかけてくれたからだと思います。
今回このイベントを通して学んだことがあります。
一つは、積極的に友人とコミュニケーションを図ることの大切さと難しさです。イベント中、私はたくさんの人と話すことができましたが、自分から話しかけたことは数えるほどしかありませんでした。次に機会があれば日本の友達と話すように、自然にたくさんの会話を持ちかけられるようにしたいと思いました。
二つ目は、みんなで一丸となって一つの目標を達成したときの達成感です。途中に何度か帰りたいと思ったりもしましたが、11マイル歩き終わって学校に帰ってきたとき先生たちにあなたたちを誇りに思うといわれたり、先についていた友達と喜んだりして達成感をより実感することができました。
最後に三つ目は、ボランティア活動への直接的な参加、行動の重要さです。今回私はこのイベントの意義は理解していたつもりでも、ただ募金を集めればいいだけでわざわざ生徒全員で歩く意味はないのではないかと思っていました。でもイベントを終えて私たちが友人と達成感とともに感動もしたように、たくさんの人々がわざわざ歩いて募金を募るからこそ動かせる人の心があるのだと思い、改めてボランティア参加や行動の重要さを感じました。
今回のイベントは私にとって多くのことを学び経験できるいい機会となりました。このイベントを通して学んだこととその反省点を生かしてこれからの生活の中でより自分を成長させていきたいです。
楽しい一日でした。
(高等部1年生 女子)