今学期の小学部6年生の国語では鑑賞文を書きました。
「まだ絵を見たことがない人に、まるで目の前で見ているように言葉で説明していこう」
と、題や出だしなども工夫して苦戦しながらも立派に書き上げた生徒たちの作文を紹介します。
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小学部6年 国語 「鑑賞文を書こう」第2回
「雲の上の神様」
「ヒュー、ゴロゴロ」
灰色の雨雲の上で、風神と雷神が地上に風を吹かせたり、雷を落としたりしているようにみえる。
風神は、両手にハンモックのようなものを持っていて、黒と白のようなズボンを着ていて、はだの色が緑で、つのが頭の真ん中に一つある。この時はきっと向かい風が吹いていたから、風神と雷神のかみが逆立っていて、肩にかかっている白と黒のヒモがヒラヒラしているんだと思う。雷神は周りにでんでんだいこがあって、手にそれをたたくためのバチのような物を持っている。つのは一つでつめは銀色で緑のズボンのようなものを着ている。風神と雷神はまゆげとひげの色が白いから、きっと老人なんだと思う。
この絵を見ると、まるで風神と雷神が雲の上から地上に風を吹かせたり、雷を落としたりしているように見える。だからこの絵を描いた人は天気がコロコロ変わっている日に雲の上に風神と雷神がいて、天気を変えているということを想像して、この絵を描いたと思う。
風神と雷神が乗っている雲は灰色で、書き方が線じゃなくて、すらーっと書いてある。だからこの絵を描いた人は、きっと自由な心を持っていたから、雲の上を想像して、風神、雷神が書けたし、すごい雲が書けたんだと思う。
こんな風神と雷神がいつも雲の上で私たちのことを見守りながらも長い間働いているから、今まで天気がコロコロ変わったりしていたと思う。だから風神と雷神が休んでいる日の方が、私は気分が上がるので、風神と雷神が休んでいた方がいいと思った。
(小学部6年生 女子)