一方、生鮮の野菜や果物の調査班。
調べたものは…
■みかん&オレンジ ■トマト
■ぶどう ■ねぎ
■りんご ■じゃがいも
□バナナ
など。
日本だと、■は青森や山梨、静岡、埼玉など国産品が多いけれど、□のバナナはフィリピンからの輸入品、と行きの車の中で、すでに教養として入っていた知識を再学習。
で、改めてイギリスの野菜・トマトを見てみると…
意外に輸入品ばかりなのだ。
◇みかんもオレンジもスペインから輸入
◇ぶどうは南アフリカ共和国から輸入
◇バナナはブラジルなど南米から輸入
◇トマトはスペイン、ポルトガル、イタリアなどから輸入
◇ねぎはなんと、エジプトとセネガルから輸入
(思わずセネガルってどこだっけ?と考えてシマッタ)
対して国産品は、りんごやじゃがいも。
面白かったのは、買いやすい価格のりんごはイギリス産ばかりだけれども、
ちょっと「質のいいもの」はフランス産。(えっ!国産品じゃないのか!)
トマトはほとんどスペイン産だけれども
「TASTE THE DIFFERENCE」や「オーガニック」で質や味の良さを売りにするトマトは
ポルトガルかイタリア産。
へぇぇぇ、面白いな。
帰って来てから、KJ法で特徴や理由を学習。
『全体的に輸入品多いんだねえ』
『りんごは日本でも青森でつくるじゃない。涼しい気候でもオッケーだから、イギリスは国産品が多いのかもね』
「日本だとバナナはフィリピン。場所が変わると、近い地域から輸入するのね。なぜだと思う?」
『遠いと運ぶお金がかかりすぎるから?』
「野菜は露地栽培も温室栽培もあるけど、温室栽培がけっこう多いよね。」
『イギリスは全体的に涼しい気候だし、夏・冬で日照時間の差も大きいから、温室栽培って大丈夫なのかな』
いろいろと勉強になります。
他の野菜・果物も調べてみたところ、
どちらもイギリスはスペインからの輸入が多い傾向がありました。
スペインは農産物の生産も輸出も大掛かりな国なのかもしれない。
今度から、夕食のデザートの果物。よく見ると面白いかもしれません。
生徒諸君はいつも、果物についているシールをこっそり誰かに貼って遊ぶけれども、
次はシールをはがして集めてみると?
果物がどこからやってくるようになっているか、「おっ!」と思う発見があるに違いないでしょう。