一川響さんによる津軽三味線ワークショップ 「体験記」〈第5弾〉

一川響さんによる津軽三味線ワークショップ  「体験記」〈第5弾〉

9月15日に行われた一川響さんによる津軽三味線ワークショップに参加した生徒達の「体験記」を連載しています。

   *   *   *

三味線の研修を体験しました。

今回の三味線研修はとてもよい経験にもなり、とても楽しかったです。夏休み中のケンブリッジ研修でも私は先生である一川先生に三味線を教わりました。一川先生は、ヨーロッパ唯一の津軽三味線の演奏者です。体験する前の僕は、「弦が三本しかないし簡単かな」と考えていました。しかし実際に体験してみると、弦をはじくのにも微妙なテクニックがあって難しく感じました。そのように感じつつも、弾けるようになるたびに楽しんでいる自分もいました。今回の研修で、三味線を練習するのは二回目なので一回目で教わった持ち方や感覚を生かすこともできて自信になりました。
最近では第一次産業の衰えや後継者問題に続いて、伝統工芸品も後継者問題で悩んでいます。三味線を弾いているときは夢中になっていました。でも後々考えると、今回研修に使われた津軽三味線も伝統的な日本の楽器であるので、心を動かされました。
また私は日本で津軽三味線がどのくらい有名なのかは知りませんが、もっと知名度を上げて、日本の美しい文化をこれからも語り継いで世界に紹介してほしいと思いました。

(高等部1年生 男子)