9月21日、Warwick大学の博士課程において日本の防衛政策を研究されているMax Warrackさんが来校されました。Warrackさんは自衛隊の日本社会における捉えられ方に関する調査をされており、教科書においてどのように自衛隊が書かれているかその変遷をたどるために教科書の閲覧のために来校されましたが、生徒との交流にも了解くださり、本校生徒7名と座談会形式で交流してくださいました。
今回Warrackさんとの交流に参加したのは1年生2名、2年生1名、3年生4名。いずれも歴史や社会に興味を抱く生徒で、3年生の中には英国の大学に入学し、国際関係を学びたいという生徒も。
Warrackさんとお互いの自己紹介が終わると早速質問タイムです。Warrackさんは日本語がとても流暢なため、日本語でも質問が行われます。「どうして日本に興味を持たれたのですか」「イギリスでは日本はどのように捉えられているのですか」など、英国の方の日本観に関する質問や、Warrackさんのご研究に関する質問、外交官を目指す生徒からは今後の日本の方向性についても質問がなされました。
座談会が終わり、Warrackさんが本来の目的である教科書の閲覧を終えられると、それを待っていた生徒たちがまた様々な質問を個人的にしていました。イギリスの大学を目指す生徒からは「イギリスの高校ではどのように大学を選ぶのか」「大学選びのポイントは何か」 といったことから、戦争や政治に興味のある生徒からはドイツとの過去の戦争、戦争責任など多くの質問がされ、Warrackさんはとても丁寧に答えてくださいました。
生徒たちからはなかなか話題にしにくいことも聞くことができ、大変充実した時間を過ごすことができた、といった感想や、英国の大学を知るよい機会だったといった感想が寄せられるとともに、Warrackさんからも生徒は真剣に質問をし、友好的な態度で接してくれてうれしかったというお言葉を頂きました。
生徒は、今回のWarrackさんの訪問で学問の一端に触れることができたと思います。