ケンブリッジ研修第1日目

ケンブリッジ研修第1日目 ケンブリッジ研修第1日目 ケンブリッジ研修第1日目 ケンブリッジ研修第1日目

お昼前にケンブリッジにつく頃には空はすっかり晴れ渡り、嘉悦センターの駐車場にコーチが到着するとセンター長のピーターさんと奥様の浩子さんがにこやかに子供達を迎えてくれました。荷物を部屋に入れた後、早速館内の案内をピーターさんがしてくれました。最新のセキュリティーシステムの話から隣接するマリーエドワードカレッジの食堂にある中国製の古い古いドラの話まで、丁寧に、そしてジョークも交えて話してくれました。小・中学生がどこまで理解出来たか?少々怪しいものの、みなフムフムと頷きながら聞いている姿はなかなか様になっていました。

朝ごはんが早かったこともあって館内ツアーが終わる頃には皆お腹ペコペコ。グランドフロアーからの階段を降り始めた時、誰かが「あっ!中華料理のいい匂い!」とつぶやくと、皆足早に食堂へ向かいました。そしてそこで発見したものは… シェフの和子さんお手製の焼きそばと焼き餃子!!
「今夜はカツカレーですよ!」この和子さんのことばに更に満面の笑顔を浮かべる子供達でした。

午後はケンブリッジの真ん中にそびえるGreat St. Mary’s Churchを訪問。以前はケンブリッジ大学の卒業式も行われていたという由緒ある教会です。
「ここがまさにケンブリッジの中心なんだよ。」歩きながらピーターさんが教会の説明をしてくれました。「ケンブリッジまであと◯◯マイル」という表示は、みんなここを基準にしているんだ。さぁ、これから教会のタワーに登るよ。ケンブリッジの町が360度見渡せる凄いところだ!」
そして本当に凄かったのは、そこからの風景だけではなく、そこまで続く長い長い螺旋階段!「えーっ、まだ続くのーっ?」「どうやってすれ違うんですかー???」小さな小学生達にも狭く感じる空間は段々と狭くなり… そして最後の最後で一挙に視界が開ける効果は絶妙でした。そこから見渡せた360度パノラマは、ピーターさんの言った通りの「凄い」風景でした。

初日から充実感一杯のケンブリッジ研修、その後は現地のスーパーでスナックの買い物をしました。各自カゴを手に手にお菓子やジュースを選び、最後はレジに並んで英語でお会計。アウティングやショッピングで既に何度も経験済みのせいか、ショッピングバッグの追加をお願いしたり、超過分の品物を返したりと、英語でなんとか対応できる度胸は頼もしい限りでした。

嘉悦センターに戻ると、夕食前に浩子さんがケンブリッジ大学についてお話をしてくれました。町全体が大きなキャンパスのようなケンブリッジ大学には31のカレッジがあること、他の大学とは違う様々なこと等、子供達への質問を上手く交えながら、とてもわかりやすく説明してくださいました。
「31のカレッジの中には、King’s CollegeとQueens’ Collegeがありますが、何か変だと思わない?」
「アポストロフィの位置が違う!」とS君。
「正解! じゃぁ、どうして位置が違うんだろう?」
「一人じゃないってこと?」と、今度はO君。
「その通り!」
中学一年生にしてはなかなかの出来でした。他にもTrinitiy College出身の有名人を当てたり、ケンブリッジ大学留学生の出身国の数を聞かれたりと、既に明日の「Quiz Night」の前哨戦のような楽しいひと時でした。

夕食後は充実した一日の出来事を「ジャーナル」に記録して初日は無事終了。
明日からの授業が楽しみです。