今から1年前は、ちょうど立教英国学院に入学するための入試の時期だった。
合格すればいくことは決めていたけれど、数ヶ月後には全く新しい環境に身をおいて中学生になっている自分を想像するのはとても難しかった。
そして今、中学1年生としての冬休みを過ごしているけれど、立教英国学院はどんな所なんだろうと想像を膨らませていたあの頃から、もう1年が経ったなんて信じられない。
1年前まではずっと一緒に過ごしていた友達、先生、学校。
これはずっと変わらないものだと思っていた。
私の予想は外れた。
休みになって日本に帰っても、あまり会うことが無くなってしまった。
新しい友達に忙しい部活動。
その子の目に映っている世界に私はもういないんだと痛感した。
もし、受験せずに友達と同じ地元の中学に入学したらどうなっていたんだろう。
そう考えてみることもある。
きっと私は地元の中学に行っていても、同じように、立教に入学してたら… なんて想像していたんだろう。
無いものねだりばかりするのでは、やっぱりダメなんだと分かった。
すぐそばにある貴重な出来事に目を向けられる人になりたい。
(中学部1年生 女子)