3月のケンブリッジ大学研修 生徒報告書〈連載 第1回〉

3月のケンブリッジ大学研修 生徒報告書〈連載 第1回〉

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立教英国学院では、ケンブリッジ大学を会場として、年4回オリジナルの研修を行っています。
高校1年生と2年生の希望者を対象に行われた3月のケンブリッジ大学研修(IELTS・PET講座)の報告書が生徒たちから届きました。
研修で生徒たちが感じたこと、学んできたことを少しずつアップしていきたいと思います。
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Cambridge Spring Programme 

 私は3月の8日~14日の1週間、ケンブリッジ研修に行ってきました。

初日の8日は、昼過ぎからKings College Chapelというとても大きなチャペルに行きました。そのチャペルに入った瞬間、ステンドグラスの美しさ、天井の高さ、彫刻の素晴らしさなど、たくさんのことに圧倒されました。また、クワイヤーの方たちの歌声も想像以上でチャペル全体に響き渡っていて、それは美しいものでした。  

次の日からは本格的に授業が始まって、朝から夕方まで勉強という形で決して楽な日々ではありませんでした。しかしそんな中でも、頑張ろうと思えたのは、高1女子のみんなとの過ごす時間や、かずこさんたちが作ってくださる日本食、授業で褒められた時などの些細な喜び、楽しみがあったからです。

 10日の夜はCambridge Science week eventというイベントに行ってきました。それは5人の科学者が ‘Once upon a food system’というテーマにそって、スピーチをし、誰のスピーチが1番かを決めるというものでした。そのスピーチは私が想像していたものとはかけ離れていて、体全体を使って表現していたり、話し方にとても抑揚があったりして、私のスピーチの概念を一瞬にして壊してくれました。分からない単語がいくつも出てくる中、そのような工夫があったからこそ、興味が沸いたし、話の内容の理解も高まったと思います。

 3日もたつと、この生活や授業に慣れてきて、新しい熟語やPETの試験形態もよく理解できてきて、本番のPETに向けてもっと頑張ろうと思えるようになってきました。特にSpeakingでは学べたことがたくさんありました。例えば、絵を見て説明する問題があったときに、前までは指をさして、This is~などと言っていたけど、絵の中の場所によっての言い方を覚えられたことによって、話しやすくなったので本番でも使おうと思いました。

 12日の夜は、Formal dinner at Downing Collegeがありました。とても特別感のある席で少し緊張してしまいましたが、イギリスでの食事のマナーを守りながら、楽しく頂けました。この日の昼過ぎにはPETの模擬試験を受けたのですが、思った以上にReadingの時間が足りなくて、終わらなかったので本番では時間配分をきちんと考えて取り組みたいと思いました。

 ケンブリッジ研修最終日は、Speakingのテストがありました。このテストでは、この1週間で学んだことを最大限に使って、終えられたと思います。夜はMusicalがある予定でしたが、あいにく行けなかったため、Peterさん達がビンゴ大会を急遽企画してくれました。そのビンゴではサイコロを使ったのですが、イギリス特有の数字の言い方を学べました。ひろこさんも言っていたように私はその時間からMusicalに行けていたら知ることができなかったものを得ることができました。なので、どんな状況でもそこから学べることは必ずあることを実感できた時間でした。

 私はこの1週間を通して、このように学べたことがたくさんあります。勉強の面ではもちろんそうですが、他にも身になったことがたくさんありました。お昼ご飯のときには英語の先生達が同じテーブルで食べてくれたので、最後の方は、イギリスの事を教えてもらったり、逆に日本の事を教えたりして、そういった機会を利用し、英語を使って話すことができました。英語の上達のためには、英語を使える機会があったら、英語が伝わらないかもしれないという不安や恥ずかしさを捨てて、自分から積極的に話すことが大事だと学べました。ここで学べたことをこれからのイギリスの生活に活かしていきたいです。

(高等部1年生 女子)