私は、立教英国学院の入学式に自宅で動画を見ながら参加しました。一番心に残ったことは、岡野校長先生が新入生の名前を呼び上げ、その中に自分の名前が入っていたことです。その時、私も立教英国学院の生徒になったのだなと実感し、とてもうれしかったです。校長先生は学校のソメイヨシノの話をしてくださいました。どんな桜なのだろうと思いを巡らせていたところ、昨日、Surgeryの佐藤先生が学校に咲いているソメイヨシノの写真を見せてくれました。来年はきっと見たいです。
日本では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月2日から多くの小学校や中学校、高等学校がお休みになりました。こんな体験は初めてです。けれども、世界は歴史上、何度も大きな感染症が流行して、そのたびに、世界が大きく変わったということを最近知りました。ヨーロッパでは昔、ペストという疫病が大流行しました。その当時、ニュートンは通っていたケンブリッジ大学がお休みになり、イギリス東部の故郷ウールスソープに帰りました。ここで1年半を過ごす間に、ニュートンはその生涯で成し遂げた重要な研究成果の着想のほとんどを得たのだそうです。有名なリンゴを落ちるのを見たのもこの時でした。もし、ペストが流行しなかったらニュートンは万有引力を発見していなかったかもしれません。今、この沈黙の時間は、もしかすると新しい世界が生まれるための大発見の種がまかれる時間なのかもしれないと考えると、この先の未来に明るい希望を持つことができます。
4月22日水曜から、立教英国学院のコンピューターでの授業が始まりました。最初は慣れないこともありましたが、先生方が指導して下さって徐々に慣れてきました。新しい春に、新しい世界が生まれることを願いながら元気に過ごしていきたいです。
(小学部6年生 女子)