今年は例年よりも1週間早く、因数分解コンクールが開催されました。
今年の問題は難しかった!
例年よりも1割増し、難易度があがったのではないでしょうか。4枚から構成される問題冊子のうち、やさしいNo.1の問題から引っかけ問題があちこちに。緊張して必死に解いているので、平常心の時ならば何でもない問題でも、うっかり勘違いして間違えてしまいそうでした。
「西暦の数が因数分解で発問される」というのも恒例です。
今年の2014は
2×19×53
でした。そして問題の中での、2014の登場頻度が高かった。
おまけに素因数分解だけで発問されるわけではない。他の数を使って、掛けて足して引いて2014が出るようになっていたりと、なかなか頭をひねることになりました。
毎年必死になって解くたびに、そして工夫をこらした問題の数々を解くたびに、「うわぁぁ、数学の先生たちってば!」と思いながら、先生方を心から称賛する思いが湧き上がるのです。言うまでもなく、問題は100題を本校の数学の先生方が作っています。No.4に進むにつれて難易度は高くなるものの、No.2や3から散見される、精緻に構築された問題たちは本当に見事としか言いようがありません。高校生らをはるかに超える人知と数学の美しさに脱帽、感動すら覚えます。
そして学期始めから(ひょっとすると夏休みから)黙々と学習を積み重ね、難易さまざまな問題をパッパと解き、100問60分という体力勝負をもくぐり抜けて高得点をマークする生徒たちも見事です。
今年は例年よりもはるかに難易度が上がっていましたので、90点台後半は登場しませんでしたが、高3理系生徒が94点を叩き出し、トップを飾りました。続く86点をマークしたひとびとには、やはり高3理系生徒たちが名を連ねていました。これに高2の生徒(理系・文系が1人ずつ)、高1からも85点に躍り上がった生徒が1名登場しました。
因数分解コンクールは学習の済んでいる中3からの参加ですが、今年はなんと中2生も参戦していました。クラスの先生が初歩的な解き方を教えてくれ、4枚から構成される問題のうち、No.1には挑戦し、それ以上に挑戦した女子生徒が40点以上の得点をマークして、見事速報を飾っています。
速報に載らない生徒たちもずいぶん頑張っていました。去年から30点以上点数を高めた生徒、私立文系ながら果敢に挑戦し、70点以上をマークした生徒、個々の頑張りは速報だけに表れるものではありません。
ちょっと難易度があがった今年の因数分解コンクール。
皆さんもトライしてみませんか?
ぜひ下をクリックして下さい。
解答時間は60分。
答えはこちらに。
実は、解答用紙に書き写す時間さえも惜しい。ある程度のレベル以上の生徒ですと、問題を見て頭の中で計算し、直接解答用紙に書いてゆくぐらいの実力を備えています。そうしないと、時間が足りないのです!