11月8日(土)〜12日(水)までの5日間、Thomas Hardye Schoolとの短期交換留学が立教英国学院で行われました。
短期交換留学では、留学生1名につき立教英国学院の生徒が1名ついてバディ(パートナー)を務めます。今回は5名の男子生徒が来校し、高等部2年の生徒3名、高等部1年の生徒2名がバディとなり、5日間生活を共にしました。
到着してその日は、スクールショップ(学校内で週に1回開かれる生徒会主催の購買部)で1週間のお菓子を買った後、茶道部のTea Celemonyに参加。日曜は剣道部に参加し、夕食後は留学生による自己紹介がありました。この自己紹介の際に手作りの歌を披露してくれましたが、最後に歌ってくれた日本語の歌詞は立教生のバディと協力して作ったそうです。
月曜日はバディと一緒に授業に参加しました。中には現代文や漢文といった授業も含まれていましたが、その時はバディがストーリーを英語で説明するなど、留学生を手助けする姿が見られました。火曜日はEC(英国人教員によるEnglish Communicationの授業)への参加、書道体験、日本語教室等を行いました。
このように忙しく過ぎる毎日でしたが、食事の時間は毎日会話が尽きることなく盛り上がっていました。この5日間、留学生とバディが一緒に昼食と夕食をとっており、食事の場はお互いの言語を教えあう場となっていました。食事でよく使う、「水」や「パン」、「分ける」などの日本語は留学生もいち早く覚え、積極的に使っており、その他、「今日のメニューは好き?」「いつもどんなものを食べているの?」など、食事を通してお互いのことをより深く知っていく機会になりました。毎晩夕食後は映画鑑賞やスポーツを通して留学生とバディが交流する時間でした。「今日の夕食後は何しようか?」と、予定を立てるために話し合うことも食事中の楽しみの一つだったようです。
めまぐるしい毎日を過ごしている間に、短期交換留学はあっという間に過ぎてしまいました。立教生のバディたちは普段以上に英語を使う日々で疲れもありましたが、それ以上に同年代の英国人と話題を共有し交流することが楽しそうに見えました。
次は来年3月に、今度は立教生がThomas Hardye Schoolを訪れ、約1週間短期留学を行います。また1月には、Millais Schoolから10名の女子生徒が来校する予定です。今回の交流以上に、さらにさまざまなことを経験して実りある留学になってくれることを期待しています。