ハーフターム中の自主参加課題として30名ほどの生徒が英文エッセイに挑戦しました。その生徒たちの中から、自分の英語力、文章力を更に伸ばしたいという生徒たちがエッセイライティングワークショップに参加してきました。
前回に続き、今回は7月29日に行われた大阪ワークショップに参加した高等部1年生の感想を掲載します。
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エッセイライティングワークショップに参加して
私は7月29日に大阪で開催された、IIBC主催のエッセイライティングワークショップに参加しました。
ワークショップでは、まず初めに軽いゲームのようなものをした後、エッセイの書き方について2人の外国人の先生にレクチャーしていただきました。エッセイはIntroduction, Body Paragraphs, Conclusionの3つで構成するのだと初めて知りました。これまでに書いたことがある人や、学校や塾などで習った、もしくは自ら学んだ人からすると、「そんなこと」と思うかもしれませんが、それらのどれにも当てはまらなかった、日本語の作文などしか書いたことがなかった私には、構成が起承転結でないというところからが学習でした。以前、英検のライティングの書き方を習いましたが、それは英検対策用の書き方だったので、実践的な英文エッセイの書き方とは違うということも同時に学びました。
その後は各々自分の書きたいトピックで文の構成をイメージし、エッセイを書いていきました。ハーフターム期間中に自由参加型の課題としてエッセイを書いていたおかげで、他の参加者が1から書いている時間、私は個別に添削をしてもらい、周囲の2,3倍質問することができたので、納得がいくまで書き直しができました。
私はこのワークショップを通して、大きく3つのことを学びました。
1つは早めに行動しておいて損はないということです。もしハーフターム中にこの課題がなかったら、私はあの場でみんなと同じように1から書いていました。しかしそれでは自分の思うところまでやりきれなかったと思います。現に時間内にできた!やりきれた!という顔は少なく、もうちょっとなのに・・・という納得がいくまで書けなかったような表情の顔の方が多かったです。日頃、大変なことは後回しにしてしまいがちだったのですが、メリットに気づけたことで、最近は先にやるべきことを終わらせて、更に余った時間を趣味などに当てることができるようにもなりました。
もう1つは自分の間違いに怖がったり恥ずかしがったりせず、質問することが大切だということです。私が最初に書いていたエッセイは、構文も言い回しも違い、内容も話が飛んでいて理解しにくいなど、多くの間違いがありました。自分では認識していなかった部分もありますが、間違いだらけなのはわかっていたので、添削してもらうまで少し恥ずかしいと思うこともありました。けれど、恥ずかしさはどこがどう違うのかを考えるエネルギーと変化させられるとわかったので、質問する際のハードルが下がり、コミュニケーションも取りやすくなりました。
最後の1つは挑戦してみることです。エッセイを書いてみようと思わなければ、これらの経験はおろか、このワークショップに参加する機会すらありませんでした。少しでも気になったことがあれば、積極的に挑戦してみることで、思い込みとは違う新たな一面が見えて、苦手を克服することにもつながると気づきました。
エッセイの書き方だけでなく、さまざまなことを学ぶことができて、とても有意義な日になりました。少しでも興味があれば1度参加してみるのもいいと思います!