中学部2年 オンラインホームルーム〈その2 ― 各種イベント〉

中学部2年 オンラインホームルーム〈その2 ― 各種イベント〉

中学部2年生のオンラインホームルームではいろいろな試みをしました。その中からいくつかご紹介。

まずは「幼少期写真当てコンテスト」。ブレイクアウトタイムの時にスマートフォンに入っていた小さい頃の写真を自慢気に見せていた子を見て思いついた企画です。クラスの皆が自分の小さな時の写真、2歳以下のものを出し合って、一日3人、誰の幼少期の写真か当てるゲームをしました。今はバリバリのサッカー少年が小さな時は女の子のように可愛かったり、今と全く変わらない顔をしている1歳の頃の写真だったり、やけに古い写真だと思ったら先生の幼年期の写真だったりと、皆でワイワイガヤガヤやりながら過ごすとても楽しいひと時でした。写真探しをする時に、お父さんやお母さんと昔の写真を見ながら話に花を咲かせることが出来た子供たちもいたのではないでしょうか。

その次は、「今日の名言」。同名の「共有ファイル」を作成して「クラスルーム」に置いておきました。「大変な時期だからこそ皆いろいろなことを考えますよね。そういう時に思いついた名言を皆でシェアしましょう。」という企画。担任自らいくつか載せて解説までつけたものの、暫く無反応。学期を通して「名言」を載せてくれたのは延べ10名ほどでしたが、それでも「先生、今日の名言入れておいたよ!」と言ってくれると無性に嬉しくて、皆でその「名言」を読んで気持ちを分かち合いました。苦しい時だからこそ色々考えて、何かに気づいた時に出る「名言」。形に残してそこに置いておくと、いつかきっとまた自分を励ましてくれる時がある、そんな「名言」達をいくつかご紹介しましょう。

 ★ 成功は失敗する自由から来る。

 ★ なんもしなかったなら、おなかはすかない。(本人解説:いつも何もしてないと言っているけど、おなかがすいてるということは何かしたということ。)

 ★ 本当に怖いのは、お化けでも人間でもない、自分を見失った自分だ。

 ★ 困ったときは【Ctrl】キーと【Alt】キーを押しながら【Del】キーを押そう!

最後に「〇〇とかけて何と解く?」シリーズ。予め「お題」を「クラスルーム」の掲示板に出してしておいて、週末までに「フォーム」で「✕✕と解きます」を先生に送って皆と共有。そして「その心」を次週のホームルームで一日2−3人ずつ発表していく、というちょっぴり知的な遊びでした。国語科の先生を唸らせるようなものから、皆を笑わせる楽しいものまで様々。いくつかの作品?をこちらにもご紹介しましょう。

★「コロナウィルス」とかけて何と解く?

  ⇒忙しそうなお母さん  【その心は?】⇒ どちらもきげん(起源、機嫌)が分かりません。

  ⇒サッカーの試合    【その心は?】⇒ どちらも(感染、観戦)するでしょう

  ⇒宿題         【その心は?】⇒ なかなか終わらない

  ⇒鏡          【その心は?】⇒ どちらも「うつる」でしょう

★「立教生」とかけて何と解く?

  ⇒色鉛筆        【その心は?】⇒ 十人十色でしょう

  ⇒大砲         【その心は?】⇒ どちらも驚異(脅威)の力をもっているでしょう

  ⇒売れない芸人     【その心は?】⇒ どちらにも「ブレイク」が必要でしょう

  ⇒ネクタイ       【その心は?】⇒ 固く結ばれている

大混乱で始まったオンライン「ホームルーム」。数ヶ月の間、月〜金で毎日行われた「ホームルーム」。こんな時期だからこそ、それぞれの子供たちの心に残るよい思い出になったことと思います。

「一番印象に残っているのは、なんだかんだ言ってホームルームでした。今日思ったこととかを躊躇なく言える、これが本当のホームルームの意味なのかなと思います。」(男子)

「実際に会う前からオンラインで繋がれて良かったと思えるようになりました。友達と仲良くなるうちに早く会いたいなと思えて、初めて会うのに顔見知りという不思議な感覚がありました。 」(新入生女子)

「ZOOMを使うのも初めてで、最初はとても緊張していました。でも、初日のHRでみんなの顔を見て安心しました。いつものHRでは出来ないような試みも出来て、楽しかったです。」(女子)

「僕にとってのストレス解消法の一つはおしゃべりなので、ホームルームの時間が待ち遠しかったです。遠く離れていても、まるで隣で話しているような気分になれたことは、自宅で過ごすストレスを和らげてくれました。」(男子)