2月15日、地元Rudgwick教会の日曜礼拝で、高等部1年2組クラス全員で合唱を披露しました。
Rudgwick教会の日曜礼拝には、週ごとに交代で各クラスが参加しています。
今週は高等部1年2組の番。今回の礼拝では、英語での聖書朗読を立教の生徒が担当することになっていました。
それに加え、今回は更に特別。礼拝の最後にクラス全員での合唱を披露する機会を設けていただきました。
高等部1年2組の合唱、「栄光の架け橋」は全校合唱コンクールで惜しくも優勝は逃したものの、多くの人を感動させ、高い評価を得ていました。
クラスの生徒たちにとっても大きな経験になったようで、コンクール後に集めた作文には、
「このクラスで良かった」「最後に団結して力を発揮することができた」と書かれたものが多くありました。
一方で、今年度の行事は全て終了、2ヵ月後には新年度のクラス替えでメンバーはバラバラになってしまうという名残惜しさも、クラスの雰囲気からひしひしと伝わってきていました。
そのような中、もう一度皆で歌える願ってもない機会を与えられ、生徒達の意気は昂揚していました。
本番の数日前から練習し、万全の体制で臨みました。
礼拝当日。お祈りが一通り終了してから、いよいよ出番となります。
「栄光の架け橋」はもちろん日本語の歌です。そこで日本語の歌詞の英訳を、訪れたイギリス人の皆さんに配布しました。
ピアノの音色とともに、美しい歌声が静かな教会に響きました。合唱コンクールでも燃え尽きることがなかった生徒達のエネルギーが、礼拝に訪れた人々に伝わったようでした。
終わった直後、予想していなかった光景を観ることができました。聞いてくださった皆さんの温かい拍手とスタンディングオベーション。イギリスのミュージカルを鑑賞しているときなどに目にすることはありますが、生徒達自身がこの最上級の賛辞を受け取ったのは、ほとんど初めてのことだったのではないでしょうか。
もう一度みんなでこの歌を歌うことができた。Rudgwickの村の人たちと心が通った。
もうこれ以上は増えないと思っていた高校1年生の思い出が、またひとつ追加されました。