ミレースクール短期交換留学:「私にとっての “新しい”1週間」

ミレースクール短期交換留学:「私にとっての “新しい”1週間」 ミレースクール短期交換留学:「私にとっての “新しい”1週間」
今回のミレースクールとの短期留学を一言で表すとなったら、他の人は何と表すだろうか。私は、「新しい」と表すだろう。
立教での1週間の交換留学を終えた後、早く春休みになって、バディに会いたい、ミレースクールに行きたいという気持ちで、残りの3学期を過ごした。卒業礼拝が終わり、先輩方や、友達との別れを悲しんだ後、私達はミレースクールに向かう車に乗り込んだ。みんな緊張しているのか、車の中はテンションが高かった。ミレースクールに近付いていくに連れ、鼓動が速くなっていく。これから1週間、問題なく過ごすことが出来るのか、学校での授業は大丈夫なのだろうか。そんな考えで頭は一杯だった。
ミレースクールに着き、バディの迎えを待つ。ここに戻ってくるのは、1週間後。その時には、このプログラムに参加して良かったと思えるように、これからを過ごそうと、まっている間に誓った。バディが迎えに来てくれた時、私は嬉しくて抱き着いた。自分でもここまで嬉しくなるとは、予想していなかったのでかなり驚いた。
次の日に、ハンプトンコート宮殿に観光に連れて行ってもらった。宮殿は、美しい装飾がたくさん施されていて、厳かな雰囲気を醸し出していた。
そしていよいよ、ミレースクールに通う日がきた。その日だけは、バディの家の人が、学校まで送ってくれた。私は車の中で緊張していたが、それよりも期待で胸が一杯だった。
まず私達を迎えてくれたのは、自動ドアだった。ミレースクールの生徒は、当たり前のように通っていく中、私達立教生は驚いていた。立教にはもちろん、自動ドアなど1つもない。日本の高校でも、自動ドアがある学校など、数少ないのではないだろうか。そのあとの校舎案内でも、日本の高校にはないものがたくさんあった。例えば、ジムにあるようなマシーンがあったり、電子白板が各クラスに設置されていたり。授業も日本の授業とは、違う部分が多かった。授業は基本的に電子白板を使うため、先生はパソコンを使いながら、授業を進めるなど。また、購買のお会計も指紋認証という、日本では珍しいスタイルだった。
授業は、ずっとバディと一緒に受けるわけではなく、立教生だけの授業や、他の学年の授業にお邪魔したりした。日本語のレッスンにお邪魔した時は、日本の文化についてのプレゼンテーションを行ったり、スピーキングの練習のお手伝いをしたりもした。やはり日本人への日本語の教え方と、イギリス人への日本語の教え方は、方法が違う。当たり前のことだが、強く実感した。
放課後は、このプログラムに参加している他の子の家に遊びに行ったり、町に行ったりもした。自分のバディ以外の子とも、かなり関わりを持つことができたと思う。
ミレースクールで過ごした1週間は、私にとって「新しい」1週間だった。初めて経験することばかりで、戸惑ったりもした。しかし、バディの子を始め、沢山の人に助けてもらい、とても貴重で楽しい1週間を過ごせた。私は、先生方や、ミレースクールの生徒達、バディの家族、そしてなによりバディに、「有難うございました。」と伝えたい。
(高等部1年生 女子)