卒業生からのメッセージ「友達と学校」

卒業生からのメッセージ「友達と学校」

 わたしの高校生活は、良い事ばかり。悪い思い出なんて、良かった思い出と比べると本当にちょっとだけ。と言うより、この学校に来てから、嫌な思い出を忘れられるようになった。何を言っても受け止めてくれる友達と出逢った。そのおかげだと思う。嬉しかった事を友達に話すと、一緒に笑ってその嬉しさは倍になる。悲しかった事、辛かった事を聞いてもらうと、私の気持ちは晴れて、また次に進める。本当に良い環境にある。
 多くの人が、何かある度に学校の文句を言う。でも本当に嫌だと思っている人なんて居ないと思う。1年生のオープンデイ準備期間中、友達に聞かれた。「学校は楽しいか?」「俺は、この学校が大好きなんだ。」今でも鮮明に残っている。いつも文句ばっかり、入学したての頃、この子は学校が嫌いなのかな、と思った事さえある。そんな子が、本当にストレートに、たいして仲良しでもなかった私に言ってくれた。この話を聞いてから、もっと楽しくなった私の立教生活。どんな事でも友達が居るから楽しいし、頑張れる。くだらない事でも大爆笑。毎日が同じ事の繰り返し、だけど毎日新鮮で刺激的。
 休暇で家に帰ると、弟との話題は学校での事ばかり。それを聞く両親が笑ってくれて、「学校の話をする時は、楽しそうだね。」と言う。たしかにそうなんだ。私の生活は、友達と過ごす事で満たされて、友達なしの休暇は、とっても退屈。早く学校が始まってほしいと思うくらい。
 学生の本分は勉強。勉強だってそうなんだ。一人ではくじけてしまいそうな時、いつもそこには友達がいる。励まし合って難しい問題にも立ち向かう。伸び悩んでやめてしまいたいと思った科目も、もうちょっとだけ頑張ろうと思えたのは、友達と受けるその授業が楽しかったから。
 大学生になった先輩や親など、多くの人が言う。小学校より中学校、中学校よりも高校。だんだん楽しくなるよって。大学生は本当に楽しんだよ、って。これ以上の楽しいことってあるのかな、と思う事もあるけれど、きっとわたしの未来は明るい。今までの環境とはまた違って、また新しい。辛い事もきっとある。それでも新しい友達が出来るだろう。きっとその友達に助けられて、乗り越えていける。希望に満ちている私の未来。これからが楽しみだ。
 いつも恥ずかしくて絶対に言わないけれど、この環境においてくれた両親には本当に感謝している。友達にも素直じゃないから言わないけれど、心からありがとうを伝えたい。先生方にも、感謝しかない。先輩と後輩にもありがとうございました。この3年間、私と関わりを持ってくれたすべての人に、最大級のありがとうを・・・。