2021年。ウイルスと世界が変わってゆく。
私がイギリスから帰って、1週間ほどたったときから、イギリスがニュースでよく取り上げられるようになっていた。それは、新型コロナウイルスの変異株。日を追うごとに、事態はどんどん悪化していった。そんな中で3学期に渡英できるのかという思いを抱えながらも、私の家は、ネット環境が悪いこともあり、「学校に行きます・渡英します」という選択肢を選んで学校に提出した。そんな状況を考えもせず、ウイルスは日々悪い方へと変わってゆく。世界中がウイルスと同じような方向へ変わってゆく。そして、とうとう学校から連絡がきた。
「3学期は、オンライン授業になります。」
この連絡が届いてから、私の家は残念だと思う暇もないくらい忙しくなっていった。今回のオンライン授業は、時差の関係で20時半くらいまで続くためリビングでやるのは厳しいと判断。自分の部屋にパソコンを移動したり、学習環境を整えたりした。ネット環境の工事ももちろん行った。幸いにもネット環境は以前と比べて随分良くなった。だが、ウイルスは良い方向へは向かってくれない。私の住む大阪府に緊急事態宣言が発令されたり、国内で変異株の感染確認が相次いで確認されたり。事態は、どんどん悪化していく。
「ああ、今年も大変な年になりそうだ。」そう思った。でも、活動が制限されるということは、また新しいことを始めるチャンスかもしれない。その制限下の中で何が出来るかを考えていけば、いいと思う。そこで、私はこんな言葉に出会った。
『Chance、Change、Challenge。』3つのCH。
「このチャンスを無駄にせず、日々新しいことにチャレンジして自分や自分の生活をチェンジしていこう。」
この言葉を胸にこのコロナウイルスを乗り越えて行こうと思います。
(小学部6年 女子)