立教に入学して一年と一学期が経った。きっと、去年の今日は、テストが終わり、赤点が無いことに安心して早速着替えてスポーツをしていたと思う。そしてこれから迎える夏休みに心を弾ませていたと思う。テスト後も勉強を続けている先輩はすごいなぁと思っていた。
一年経った今でも、正直、先生に今日はスポーツをしてもいいよ、なんて言われたら、真っ先にしていると思う。下級生が遊んだ水風船のゴミが、ゴミ箱に入っているのを見て、いいなと思ってしまった。そんな私でも、教室に戻ると、危機感を感じる。私もやらなきゃ!
この学校への入学が決まった頃、私は立教英国学院のホームページを暇さえあれば見ていた。立教の一日の生活を見た時のあの驚きを今でも覚えている。
「勉強ばっかやん!」
と母に私はうったえた。その時私はそのスケジュールが、間違っていてほしいと願っていた。
しかし、この学校に来てみると、間違っていなかった。去年は、他の高校2年生はGCSEの本試験に向けて必死で、みんなの集中力は高かった。そんなみんなに比べて、部活一筋で、高校にも推薦で入って、こんな毎日毎日夜中まで勉強したことが無かった私は、全く集中力が低かった。机に向かって長時間座ってイライラしていた。
でも今では、12時まで続けるのが当たり前になった。こんなふうになったのは、まわりの仲間の影響があったからだと思う。仲間がいなかったら、絶対に勉強できていない。自慢ではないけれど、休み中が良い例だ。これからは、休み中でも一人でできるようにしたい。これができるようになれば、また成長すると思う。毎回の休み前に、「休みに入ったら勉強するぞ!」と意気込むけれど、ダメだった。でも今回は、こんなに勉強するのは一生で最後だといえるくらい頑張りたい。
特に、英語の能力を上げたい。この学校に入った当時はKETのボーダーラインにさえもとどかなかった能力が、一年で二級の一次合格までいけた。みんなと比べれば、富士山の頂上と麓並みの差があるけれど、この夏休みに走って登るくらいの勢いで頑張りたい。
(高等部3年生 女子)