1年2ヶ月ぶりのオルガンの音〈日曜日主日礼拝〉

1年2ヶ月ぶりのオルガンの音〈日曜日主日礼拝〉 1年2ヶ月ぶりのオルガンの音〈日曜日主日礼拝〉 1年2ヶ月ぶりのオルガンの音〈日曜日主日礼拝〉 1年2ヶ月ぶりのオルガンの音〈日曜日主日礼拝〉

「あっ!〇〇先輩だ!」
教室の大型インタラクティブボードを見て歓声をあげる生徒達。
今日は日曜日、朝の主日礼拝が始まる前の教室には久しぶりに聞くチャペルのオルガンの音が、インタラクティブボードのスピーカーから流れていました。
オルガン奏者を務めるのは高校3年生の女子生徒2人。最後にこのオルガンの音を聞いたのはもう1年以上も前、2019年度の卒業式の時でした。
その後は、コロナ禍で1学期は自宅にてオンライン学習、2学期は多くの生徒達が戻ってきたもののコロナ対策で様々な活動に制限があり、そして3学期は再びオンライン学習。結局チャペルのこのオルガンが弾かれることはありませんでした。

2021年度はイギリスのコロナ状況もワクチン接種を経て好転。全校生徒が学校に戻り、生活も少しずつですが、平常に戻りつつあります。
とは言え、まだ全校で一斉に集まることは出来ず、毎週日曜の主日礼拝も各クラス、インタラクティブボードを介しての参加。チャペルでの礼拝に直接参加できるのは順番で毎週1バブルのみです。
それでも今日は久しぶりにあの懐かしいオルガンの音を聞くことが出来ました。各教室では歓声があがり、生徒たちの顔も気のせいかほころんでとても幸せそうでした。

礼拝の最後に校長先生が全校生徒とその感動を共有。
「このチャペルにオルガンの音が響いたのは、実に1年2ヶ月ぶり。最後に聞いたのは去年の3月、卒業式の時でしたね。感動で涙が出そうです。早く全校生徒がこのチャペルに集まって、皆んなでまたオルガンに合わせて聖歌を歌える時が来るといいですね。」

先週まで冷え込んでいたイギリスですが、今日は朝から暖かい陽気。キャンパスの新緑も心に優しい季節になりました。校内のブルーベルの森を散歩する生徒たちも今日はたくさんいそうです。