昨日は、待ちに待ったアウティングだった。ザ・メイキング・オブ・ハリーポッターとブルーウォーターというショッピングモールの二つの場所を訪れたが、どちらも初めてで新鮮な気持ちで楽しめた。
特に面白かったのは、あまり期待していなかったハリーポッターだ。私はハリーポッターの小説を読んだことがなく、映画を見たのも２，３回で何年も前のことなので設定やストーリーについての知識はほとんどなかった。小説、映画を全巻見たという友人がはしゃぐ中、私は鼻がない不気味なキャラクターの名前を必死に思い出していた。
建物の中に入ると、私が辛うじて知っていたハリー、ロン、ハーマイオニーなどの写真に出迎えられた。順番が来て通された部屋で今までの映画のまとめや俳優の現在の姿の動画を見、確かこんな感じだったなと少し懐かしく感じた。動画を見終えると目の前に重そうな扉が現れ、展示コーナーへと繋がっていた。
展示コーナーでは、撮影に使われた衣装やウィッグ、特殊メイクや道具の数々が飾られていた。映画に映るものなのだから当たり前かもしれないが、どれもリアルで繊細に作られていた。私はフリープロジェクトの劇企画で大道具を担当しているが、スケールの大きさにただただ圧倒されていた。俳優の動きを場面に合成する過程も全て公開されていて、少し夢を壊された気分にもなってしまったが、クオリティーの高さに驚くばかりだった。どんな物語かも覚えていない私が言えることかわからないが、ハリーポッターにそこまで人気が出た理由が何となく分かった気がした。
（中学部３年生 女子）
