【第1回】買い物に行くまで
皆さんは靴の空き箱につめた、クリスマスプレゼントというものを知っていますか。
教会のチャリティー活動のひとつに、それがあります。
靴箱はそこそこの大きさのものが入って、しかも角形で丈夫。
その靴箱に、様々なものを詰めて、クリスマスに贈るのです。
地元クランリー村には、Children’s Shoebox Appealという協会があり、
ルーマニアのあるまずしい村へ毎年多くのクリスマスボックスを贈っています。
そんなプロジェクトに、小学生も参加しました。
保護者の方達に連絡したあと、
子供たちに「靴の空き箱にプレゼントを詰めて、ある人に贈ろうと思うのだけれど」と切り出し、
村の人々の写真を見ながら、
どんな人達だろう?どんな生活をしているだろう?と
あれこれ意見を出して考えたら、
自然に、どのようなものを詰めると喜んでもらえるかなぁ?という方向へ。
「贈りたい」という気持ちが芽生えたところで、
贈る相手の性別と年齢を決めることにしました。
男子チームは「自分と同じ年代なら何がいいか分かる」ので、男の子に、
女子チームは「ちょっと小さい女の子なら、どんなものが欲しいか考えやすい」そうなので
7歳前後の女の子用をイメージして、準備することが決定しました。
気持ちが大切なので、
週末のスクールショップでお菓子が買えるぐらいのお小遣いを1人ずつ出しあって、
12ポンド以内、3人で1つのクリスマスボックスを作ります。
実際にTESCOスーパーマーケットに買い出しに行き、
予定の買い物リストと商品の値段を見比べながら、買い物カゴに入れるものの、
12ポンド以内で買うのはかなり難しい!
贈る意味と値段を比べて、考え込むことになりました。