立教英国学院では、2021年夏、東京にある留学斡旋会社beoと協力して、本校の生徒たちのために10日間のアカデミック英語特別講座を開催してもらいました。
このページでは、アカデミック英語講座のプログラムと、参加した生徒たちの感想を掲載したいと思います。
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本コースはアカデミック英語の学習を通して、海外大学で通用するだけでなく、国内大学や就職後でも必要とされる実用的なスキルの習得を目的に開講されました。
特に日本人にとって馴染みが薄いため苦手意識の高い、説得力のある議論の展開手法・物事の本質を見極める批評的思考(クリティカルシンキング)・効果的な論文の書き方にフォーカスしました。
授業は外国人講師によって英語で進められ、楽しく効率的に学習できるようにゲーム形式等を用いながら、対面でのグループワークやディスカッションによる参加型中心で実施されました。生徒にとって、このような欧米大学型の授業は新鮮な体験だったようで、「積極性を養うことができた」、「人前で話す自信が付いた」という感想があがっています。
本コースで学習した内容(論理的・多面的な考え方やコミュニケーション方法、効率的な学習法等)は大人になるにつれて益々大切なスキルとなるため、ぜひ普段から継続的に活用してほしいと願っています。
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参加生徒たちの感想文
(高2男子)
約二週間、BEOの外国人講師の方々の授業を受けてみて大きく感じたことが一つあります。
それは英国や米国における教育と日本における教育はとても大きく違うということであり、その違いを感じながら面白いなと授業を受けていました。
この二週間の外国人講師による授業は私ににとってとても良い経験でした。具体的に何が良かったのかいくつか印象に残っている授業を紹介します。
まずはアミー先生によるマインドパレスという(日本では究極の記憶術なんて呼ばれているそうですが)授業。これはメインではありませんでしたが、日本と根本的に違うのは、日本は勉強を教えるだけだけど質の高い授業は勉強の仕方を教えているのだと感じました。
続けてカナダ人のロジャー先生のnote takingの授業。これも勉強の仕方についての授業でとても興味深かったです。大学に行ったら当然教授らの講義を聞くわけですけれども、その際にいかにして効率的に授業を取得するかなどが面白いなと思いました。
実際に講義から主題を読み解く授業などもして、正直とても難しかったのですけれど、ためになることがありました。その一つにロジャー先生が強調していた相手のバックグラウンドを知ってから相手の話を聞くということは、当然だけれどもとても大切なことだと感じました。なぜかというと講義でお話される方のプロフィールを調べた上で講義者の講義を聞いていると同じような単語が山ほど出てきたからです。これは、核となる伝えたいことはいつも同じであるということを感じさせられました。
リチャード先生とはマインドマップを使い頭の中の考えを羅列した上でオルガナイズしてパワーポイントにする、デイベートをする授業をしました。これは僕の中学にとても似ていて懐かしく思いました。マインドマップはつながらなそうな物事がつながりとても発想が豊かになります。加えてデイベートでは相手の意見をしっかり聞かなければならない、聞く力が養われました。さらにそれに英語で取り組むことの面白さを感じました。ぜひ立教英国学院でも導入してもらいたいです。とても印象に残っていることがあります。それはリチャード先生が僕たちに向かってわざとらしくhow are youと聞き、僕たちもわざとらしくi am fine thank you と答えたことです。皆に同じ思考をもたせがちな日本の教育の問題点そのものだと笑ったのを覚えています。
最後にクリス先生との授業ではアイエルツも含めてリーデイングの練習をしました。スキミングとスキャニングを使い分ける術を習いました。おかげさまで自分のリーディングの速度はとても早くなりました。大学に入ると一日何冊もの書籍を読まなければならずやはり重要なところだけを摘むのは必要不可欠なスキルだと英国の学校でも当然日本の学校でも思いました。
より早く効果的に学ぶ術は今後の自分の勉強にとても生かせると思いました。
最後に今回のBEOの授業では実に四人の国際色豊かな先生たちによる授業が行われました。アイエルツのためなんて思って行ったまででしたが、参加してみたら思っていたものとは全く違い海外の授業を感じさせるとても面白いものでした。最初にも言いましたが、日本の教育と違うのが、生徒たちの多様性を認め合い勉強の仕方を教える授業は今にでも日本が取り入れるべきものだと感じました。
約二週間貴重な体験をできました。ぜひまた先生方にお会いしたいです。
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