「イギリスの街」という言葉ほど私を心躍らせる単語はないと私は自覚している。石畳の道、美しく細工が施された教会… 私は昔からその風景が大好きであった、とともに、憧れてもいたのである。
アウティングという名の遠足において、最も目を奪われたのはある教会のステンドグラスであった。その繊細な模様だけでなく、そこから感じられる歴史の重みや文化までもが美しかったからだ。
イギリスの主な建築物は、殆どが何百年もの歴史を持っており、イギリスの街に赴くとまるでタイムスリップをしたかのような感覚になる。そんな貴重な体験を学校のクラスメイトと体感できるということに、終始興奮が収まらなかったことを今でも覚えている。
この体験がいつか、大人になっていい思い出として残ればいいなと思った。
(中学部3年生 女子)