6月27日月曜日、午前4時半、日直当番の生徒が、起床の合図である鐘を響き鳴らせ、生徒たちが一斉に起床し出します。土曜まで期末試験期間で疲れを隠せない様子でしたが、この朝のホームルームに集まる生徒たちは、どこかワクワクとした明るい雰囲気でした。予定通り、午前5時に学校を出発し、バスでウィンブルドンに向かいます。
ウィンブルドンに到着してからは、いつも使っているゲートが使えず、回り道をしなければならなかったり、小雨の中、試合会場に入るまで先の見えない長い列に並ばなくてはならなかったりと一筋縄ではいかない道のりでした。しかし、このような中でも生徒たちは友達と話したり、写真を撮ったりしながら、楽しい時間を過ごしていました。列に並んでいる現地の方と交流している者も見掛け、このようなコミュニケーションを国籍の異なる方と怖気づくことなく取れることは、立教で教育を受けるということの1つの意義なのではと感じました。
幸運なことに途中で雨も止み、晴天の中、12時半頃ようやく試合会場に入場しました。会場には試合のコートだけではなく、食事ができる場所やお土産ショップなどがありましたが、どこも多くの人で溢れており、活気や熱気を感じました。生徒たちは、グループに分かれ、自由行動を行います。試合スケジュールを念入りに調べ、試合観戦を楽しみにしている生徒もいました。日本から来ている選手の試合も行われており、観戦を楽しんだという話も聞いています。集合時間である17時半まで、グループごとにそれぞれの時間を楽しめたようです。
早朝からの外出で、その夜の就寝は、疲れたように熟睡している様子が見られましたが、いつもの立教英国学院の生活とは異なる充実した1日を過ごし、満足そうな顔を見ることができました。