この作文を書いているのは二回目のバイオロジーのテストが終わった夜です。今、思い返してみれば長そうで短いバイオロジー勉強でした。過去の回想をしてみたいと思います。以下、バイオと略させて頂きます。
私は中三からこの学校にいるので、丁度バイオの勉強が始まると同時に編入しました。最初は何を言っているか全く分からず、授業も本当につまらないものでした。ですので、テストも半分しか点数を取れませんでした。しかし、中三の春休みに危機感を覚え、自宅で半泣きになりながらバイオを勉強した事を今も鮮明に覚えています。元々、理科が苦手な上、それを英語で勉強する事は鬼の所業だと思いました。それでも、立教大学へ行きたい思いや新入生に負けたくない為に勉強しました。そして、高一になって新入生の勉強への取り組みの熱心さに驚きました。それはバイオやその他教科も同様です。バイオの勉強は継続して続けていましたが、一学期は特に力を入れました。勉強しなければ本当に危ないので。そこで初めてバイオのテストで約七割の点数を取る事が出来ました。この時だったと思います。バイオが好きになりました。それ以降は色々ありましたが、最終的に三学期では約八割の点数が取れました。また、勉強する時に自分でまとめノートなども作りました。それは、十年後も見返す事ができる消滅しない記憶媒体です。
このままではただの報告になってしまうので自分の思いを書きたいと思います。今、この作文を書いて改めて気付いたのですが、バイオの勉強は楽しかった、この一言に尽きると思います。二年と少しの間、バイオの勉強はありましたが、本当に長そうで短い時間でした。この学校にいるからこそバイオの勉強ができました。それによって、苦手な教科を自分の力で克服して、好きで得意な教科にする経験ができた、この経験は大変貴重なものだと思います。もう理系の科目を選択する事は、余程なことが起こらない限り無いと思います。しかし、バイオで学んだ勉強する事によって得られる価値観の広がりを他教科に生かしていきたいです。バイオを勉強した、これは自分の中で一生誇れる経験です。
(高等部2年生 男子)