9月26日(火)、全校で写真撮影がありました。
立教英国学院の全校写真は、児童生徒と教員だけでなく、イギリス人のスタッフも集合して撮影します。立教での生活をともにする全員での写真ということになります。
実はこの写真撮影は、この立教英国学院が創立された初期のころから行われている伝統行事です(以前は隔年で撮影されていました)。教室棟3階にある剣道場入口の横の壁一面に、歴代の写真が飾られています。初期のころのものは経年のため色あせており、また髪型や格好などに時代の違いを感じますが、必ず全員で撮影するのは当時から変わっていません。
小学生も、中学生も、高校生も、皆が親元を離れて寮で生活し、勉強しているというこの学校では、全員がもう一つの家族のような存在です。
家族と一緒に撮った写真をだれもが持っていると思います。立教生にとっては、まさにこの写真が家族写真なのです。
手前に飾ってある最近のものを見ると、1年で立教がどれだけ変化しているか、その様子ががよく分かり、また同時に時の経つことの早さを感じます。
写真の中のメンバーは毎年少しずつ入れ替わっていきます。最上級生が旅立ち、新入生が立教の一員となります。そして今いる児童生徒たちは少しずつ大人に成長していきます。数年前の小学生、今はもう中学生や高校生となっている彼らを探し、当時と比べるのはとても楽しいものです。また、彼らが成長していくとともに、私たち教員もやはり少しずつ年を重ねてゆきます。そんな1年を繰り返しながら、立教英国学院の歴史が積み重なっていきます。
今年は昨年以上の大所帯となり、総勢200名以上の大家族が顔を揃えた写真となりました。この写真がいつまでも皆の思い出とともに大切にされることを願っています。