2022年の夏休み、3年ぶりにケンブリッジ大学研修を再開することができました。
高校2年生6名と高校3年生31名の生徒たちが、ケンブリッジ大学のフィッツウィリアムカレッジに滞在しながら毎日貴重な体験をしています。
引率の先生の視点から、日々の様子をレポートしていきたいと思います。
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ケンブリッジ研修も後半にさしかかりました。
この日の午前中は、プレゼンテーションやシェイクスピアの喜劇「十二夜」の事前学習といったアカデミックな時間となりました。
最初のプレゼンテーションでは、各グループに分かれて準備をしたのち、前日に行ったFitzwilliam Museumで見つけたものについてのプレゼンテーションが行われました。グループごとに切り口や着眼点が異なり、とても興味深く知的好奇心を刺激される内容ばかりでした。また、それぞれが準備したスライドには、わかりやすく伝えるために考えられたグループごとの創意工夫がよく表れていました。
シェイクスピアの喜劇「十二夜」の事前学習では、登場人物の複雑な関係性に頭を悩ませている生徒が多く、内容理解に苦戦している様子でしたが、しっかりと説明を聞き、互いに内容を確認しあったり、質問をしたりなど積極的な姿勢で学習に取り組むことができました。学習の一環として、作品の内容を理解したあとは、グループごとに寸劇を発表しました。作品観を体現することで、より理解を深めることができている様子でした。また、前半に観劇をした悲劇「リア王」との対比もでき、全く違う作品観を体感することができたことも大きな収穫でしょう。
午後には、再びグループごとに分かれて行う「Quiz Day」(クイズ大会)が実施されました。ネイティブの学生にも一人ずつグループに参加していただき、お互いに知識を出しあいながら、果敢に難問へ挑戦していました。積極的にコミュニケーションをとり、交流を深める貴重な経験となりました。