爽やかな陽気に恵まれた5月の初旬、高等部1年生は、大英博物館及びロンドン散策に出かけました。 まずはピカデリーサーカスで降車し、各班で昼食をとった後に、徒歩で大英博物館へと向かいます。大英博物館は言わずと知れた世界最大の博物館の一つ。1日ではとても見回ることのできない広さです。生徒たちは世界史の既習範囲や学習予定の範囲の展示物を中心に見て回り、ロゼッタストーンやミイラ、ウルのスタンダードなどに声をあげていました。「このミイラ、5500年以上前のものだって、すごい。」「ここに飾られている壁画も精巧に掘られていて美しい!」 今回はヒエログリフで担任の先生の名前や自分の名前を書く課題もあり、生徒たちは古代の文字に興味関心を持った様子です。それにしても提出された課題をみたところ、そこに書かれているヒエログリフは見事なまでにばらばらで、生徒たちが古代文字をマスターするにはまだまだ練習が必要かもしれません。 多くの生徒にとっては初めての、そして数名の生徒にとっては何度目かの大英博物館。「先生、大英博物館を訪れるのは今回が初めてではないけれど、今回が一番楽しかった。高校生になって世界史で勉強をしているからだと思う。キャプションの英語も以前より読めるようになっているし、わかるって楽しいんだね。」目を輝かせた生徒の言葉が印象的です。 5月の明るいイギリスの夜にも少しずつ明かりが灯り始めた頃、私たちはロンドンの街をあとにしました。博物館という場所を通して世界の歴史に触れる、素晴らしい1日となりました。