2018年夏の短期留学プログラムが、7月8日(月)からスタートしました。短期留学先は、次の3つ。いずれも立教英国学院のある地区の、まさに地元の学校です。
Royal Grammar School (in Guildford)
Forest School (in Horsham)
The College of Richard Collyer (Collyer’s) (in Horsham)
短期留学プログラムの様子を、留学生のコメントを中心にシリーズでお届けします。
サッカーのワールドカップ準決勝、イングランドVSクロアチア戦を夜に控えた第三日目。留学先でも、今夜の試合で熱く盛り上がる興奮の中にあったようで、イングランドと学生たちの盛り上がりの渦に巻き込まれて、一日を過ごしたようです。
◆ Forest Schoolより体験記 ◆
三日目の今日は疲れがたまってきたのか朝起きるのがつらかった。が、今日もForest School 行きのタクシーが来た。
一限目は化学。初めて実験をした。バディーがいろいろ教えてくれたり実験の手伝いなどをしてくれたりしたため、苦手な科学の授業が短く感じた。
二時限目と三時限目は社会学の授業で今日は女性の差別についてだった。やってることが少し難しくなっていて、少し大変だった。
四時限目は英語の授業だったが、そこでみんなが腕にイングランドの国旗をかき始めた。そういえば、今夜はワールドカップの準決勝で、決勝進出がかかる大一番だった。みんな興奮しまっくていて、授業はいつの間にかクラス全体がサッカーの話で盛り上がっていた。さすがイギリスだな、と思った。それと同時に、もし今日イングランドが負けたら、明日学校はどうなっているのだろうかと思ってしまった。お願いだから、イングランド勝ってください。
昼休みは四時限目の勢いそのまま、サッカーをやった。まずい、今日イングランドが負けたら、明日どうなるのだろうか?お願いだからイングランド勝ってください。
今日はとにかくサッカーのことで頭がいっぱいで、あまり覚えていない。イングランドが勝つことを祈るしかない。
(高等部1年生 男子)
* * * *
物事には必然にして「慣れ」というものが付与されるものだ。
さすがに三日目を迎えた僕らに昨日のような気の重さは無く、むしろ清々しい気持ちでフォレストへ向かうタクシーに乗れたと思う。
だが、この慣れというものは落ち着いて普段通りの生活が送れるという安心の半面に、目新しいものが少なくなってくるという恐ろしい半面も含まれている。
そんな中、見たものが現地の一体感である。今、世界中がサッカーのワールドカップに沸いている。フォレストスクールも例外ではなかった。とにかく盛り上がる。誰もが腕に赤い十字のイングランドの国旗を描く。(初日にロシア国歌を歌っていたマックスは、腕にソビエト連邦の標章を描いていたが…)そして毎日、昼休みにスポーツをすることになっているのだが、例に漏れず、サッカーを行った。盛り上がりすぎて、もし、イングランドが今夜負けたらその反動で明日の学校が荒れることを容易に想像できるぐらいだ。
それともう一つ、異様にTVゲームの内容で話しかけられる。初日にバディに「ゲームが好きだ」と言った結果が、今になっていきなり降りかかってきた。「嬉しい」この一言に尽きる。多分、立教にいるときよりも、詳しく内容について語り合えるし、なんといっても海外のゲームをやっている人たちは本気でその作品を愛しているのである。的はずれな内容を言ったら批判してくれるし、同意を得られたら大いに共感してくれるのである。多分、今日のうちの1、2時間程度はずっとこの内容で話していたであろう。
明日が楽しみだ。
(高等部2年生 男子)