僕は、今回Collyer’s collegeへの短期留学を通じて、新しい体験をすることが出来た。特に印象に残っている出来事をいくつか紹介したいと思う。
一つ目は、Collyer’s collegeでの授業についてだ。留学初日、早速2つの授業が入っていた。Englishの授業は、立教生だけだったが、その後のEnvironmental scienceの授業が、最初の関門だった。教室に入り、どこに座ればいいのか分からなかったので、近くの人に簡単な英語で聞いてみたら『空いていないよ』と言われて、その時点で、頭の中がパニックになってしまった。別の人にも聞いてみるも、『空いていないよ』と言われてしまった。座る場所がなく、ただ教室の端に立っていたところに、白衣を着た先生らしい人に 『Hello Hello』と言いながら来て、声をかけられた。そして、先生が僕に、『一番前の一つだけ空いてる席に座っていいよ』と言ってくれたので、そこの席に座った。その時の僕は、とても混乱していたが、隣の女の子が、簡単な自己紹介をしてくれたり、前回の授業でどこを学んでいたかを教えてくれたなどと、進んで話しかけれくれたので、授業の流れに少しだけついていくことが出来た。
他にも、Health and social careの授業や、mathmaticsの授業もとっていたが、中でも一番難しかったのは、mathmaticsの授業だった。Collyer’s collegeの数学は、僕と同じ学年で、すでに高校三年生の微分積分を学んでいたので、英語が聞き取れても、日本語で理解するのに、とても時間がかかった。なので、立教に帰ってきてから、図書館で復習の時間を多く設けた。それでも、授業中にやる問題などはほとんどわからなかったが、先生や隣の友達などを頼りながら、簡単な問題を解くことが出来た。
Collyer’s collegeで過ごす日々が過ぎるに連れて、授業で隣の人と話す回数も多くなり、現地の人と話すことをためらうことが少なくなった。現地の人と会話をすることが楽しくなっていった。
2つ目は、Collyer’s collegeでのお昼休みについてだ。僕は、ご飯を買った後、ほとんど、現地の人と話すことがなかったが、三日目の昼食の時に、知らない人たちから話しかけられたのだが、その人達は、前の立教から来た留学生の友達だったのだ。話してくうちに、会話が盛り上がったりして、とても楽しかった。また、『こんにちは』や『よろしく』などの簡単な日本語を言ってくれたので、とても感動した。最終的に、メールも交換することが出来たので、その日の中で一番良い出来事だったと思う。その日以降も、道ですれ違ったら笑顔で『Hello』と挨拶をしてくれるので、自然とこちらも笑顔になってしまい、気分がとても高揚した。留学を通じて、とても良い友達が出来たと思う。
短期留学の中で、大学の授業の体験だけでなく、友達との関係や、英語での会話などと、様々なことを自分の身を通じて、経験することが出来た。毎日のCollyer’s collegeへ行くバスの中で、落ち着きがなく、緊張したことは今でも心の中に残っている。今回の留学での僕の目標は、一日に必ず現地の人と話すことだったが、無事達成することができて、また、外国人と英語でのコミュニケーションをして、友情を深め合ったり、助け合うことが出来たと思う。そして、このCollyer’s collegeでの短期留学の経験を将来の自分に役立てるようにしたいと思う。
(高等部1年男子 (2022年度))