私達高校1年生はLondon外出でウエストミンスター寺院に行った。実際に寺院を訪れてみると、その巨大さや彫刻、なんといってもステンドガラスの繊細さに感動した。その建物だけで英国の歴史を感じられるほど圧巻だった。英国出身の芸術家が多い理由は残された歴史の形にあるのかななんてことも考えたりした。
私は戴冠式前もウエストミンスター寺院を観光しているので、戴冠式がどのように行われたか具体的に見ることができ、また寺院がどのように変化したのかを比べながら観光できた。詳しく書くと、戴冠式後の寺院は礼拝をする場所の先から立入禁止になっており、分厚い板とその上に黄色のマットが敷かれていた。また、戴冠式前はガラス扉の向こうにあった玉座が目の前に置かれていた。
戴冠式後の寺院を回って英国の王室の歴史の深さをリアルに感じることができた。それぞれの時代を治めてきた国王の眠る場所で、また新たな国王がその歴史を繋いだことはスクリーンごしで見たときに思ってた凄さとは比べ物にならない重大なことなのだと心が震えた。
チャールズ3世の戴冠式を、生きているうちに英国で見ることができ、また戴冠式が行われた場所の前後の様子を知っている人はそういないだろう。とても貴重な経験で宝物のような時間を過ごせたと私は思っている。
(高等部1年女子)