2023年度ハーフターム(5月27日-6月4日)、4年ぶりに国際交流プログラムを再開することができました。4つのプログラムのなかの1つである「Oxford Homestay Programme」では、高等部2年生16名と3年生30名の生徒たちが、歴史あるオックスフォードの街にホームステイしながら、貴重な体験をしてきました。生徒たちの報告書をお届けします。
私は、5月27(土)から6月4日(日)の9日間にわたるオックスフォードプログラムに参加し、とても貴重な経験をすることができた。
まず、私が最も感動したことは、ホストファミリーが親切すぎたことだ。初めてのホームステイで家のルールや英語のみでのコミュニケーションなど、初めは不安要素ばかりで全く一週間の生活を想像することすらもできなかった。しかしいざ家に訪れたら、家のルールやシャワーの使い方、バスの時刻やバス停の場所までもを1から丁寧に教えて下さって、とても良い人たちで良かったなという安堵の気持ちが大きかった。やはり初めは、なかなか瞬時に英語で話すことに慣れておらず苦戦したけれど、ホストマザーが、「拙くても英語を喋ることを一週間も意識し続けたら必ず上達するから、たとえ友達同士だったとしても英語で話してみてみるべきだよ」とアドバイスをしてくれたことで、英語上達のためにとにかく沢山英語を話さなければなという気持ちになった。また、私のホームステイ先は一緒に夕食をとる家庭だったのだが、その時間は非常に英語を話す良い機会であった。初めはただ彼らの話に頷いたり短い返答しかできなかったが、毎日それを繰り返すうちに、おすすめスポットや彼らの過ごし方、趣味など色々な小さな雑談でさえ話せるようになり、神経を集中させなくとも自然と英語が自分の口から出てくるようになった気がする。やはり英語を話さざるを得ない環境にいると、自然と脳も英語モードになるみたいだ。少し調子に乗って、同じホームステイ先の友達と突然英語で雑談チャレンジの時間を始めてみたり、日頃の日本語のちょっとした表現を英語に置き換えるとどうなるかを考えてみたりもしてみた。普段日本語で話す友達と英語縛りをするのは滑稽な感じだったが、友達だからこそ失敗を恐れず喋ることができたため、英語を上達させるためにとても有効的な時間だったと感じている。また、そういう機会を作ってくれたホストファミリーには感謝している。彼女たちとの生活の中で思い出深い事は沢山あるが、特に印象に残っているのは、朝食時にアレクサを起動させてJ-POPを流してくれたことだ。普段朝からJ-POPを聴かない私にとっては少しおかしくもあったが、所々日本のことを気にかけてくれたことはとても嬉しかった。他にも映画を見たり散歩に行ったり、ホストマザー特製のデザートを毎晩頬張ったりと、どの瞬間を切り取っても色濃く忘れがたい日々で、たった1週間という短い間だったが、ホストファミリーと過ごした1日1日は本当に貴重な経験であったように思う。
今回のOxford 研修を通して、現地の生活を生で味わうこと、自分なりに考えて主体的に行動すること、そしてオックスフォード大学での授業など、たった1週間ではあったが、様々な学びを得ることができた。英語も、ハーフターム前よりも物怖じせずに瞬時に喋れるようになったと思う。これからの立教生活やその後においても、これらが何らかの形でヒントを与えてくれるだろうと思うから、その得られた貴重な経験・想いをずっと忘れないでいたい。
3ページ目からはクラスメイトとLiterature の時間に作成したストーリーです。⬇
(高等部3年女子)