2023年度夏休み(7月9日-7月15日)、ハーフタームに引き続き、国際交流プログラムを実施しています。
3つのプログラムの年生7名、高校2年生10名、高校3年生2名の生徒たちが、オックスフォード大学(Jesus College)の学生寮に滞在しながら、毎日貴重な体験をしています。
引率の先生の視点から、日々の様子をレポートしていきたいと思います。
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Day3:7月11日(火)
今日も昨日に引き続き、2クラスに分かれて活動を行いました。
Greenクラス(上級)は午前中は、昨日Blueクラスが受講していたOxfordの建築・芸術についての授業、建築を説明する語彙に関する授業の2コマを受けました。授業の中でゴシック調やクラシック調といったOxfordに見られる建築様式の違いを学んだ上で、実際に午後には街中の建築物がどの様式なのかを観察しに行ったり、Christ ChurchというOxfordの中でも最も権威のあるcollegeの中に入って見学したりしました。Christ Churchはハリーポッターの映画の撮影地として使われていたり、不思議の国のアリスの著者として有名なルイス・キャロルのゆかりの地でもあります。ハリーポッターのホグワーツ学校の大広間のシーンでなじみ深い、食堂のホールは奥行きがあり様々な有名絵画が飾られ、荘厳な雰囲気が漂っていました。生徒たちも圧倒されている様子でした。また、大聖堂に入ると、ラッキーにも学生によるパイプオルガンの練習音が響いていて、実際の礼拝の雰囲気を肌で感じることができました。
Blueクラス(中級)は、午前中はOxfordでの生活の簡単な歴史や多文化主義について学んだあとでAshmolean Museumに行きました。Ashmolean Museumは世界最古の大学博物館で、中は写真撮影が可能です。主なコレクションにルネサンス3大巨人として知られるミケランジェロ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチのラフスケッチや線描をはじめ、パブロ・ピカソやターナー、セザンヌなどの有名作家による油彩画などが展示されていました。また広重や歌麿の浮世絵や日本画など江戸時代から明治時代の貴重な美術品や古代エジプトの遺物も数多く、非常に見ごたえがありました。午後は、午前に見た美術品を1つ選んで歴史的な作品の背景を読み取ったり、そのアート作品を将来にどのように生かせるかというアイデアをグループで考え、最終的にプレゼンテーションまで行いました。お互いのプレゼンを聞きあい、それぞれの独創的なアイデアに生徒たちは盛り上がっている様子でした。
どちらのクラスも現地の文化や芸術を英語で学び、さらに自分のことばで表現する力を身につけられるとても学びの多い一日でした。