Oxford University Experience 研修報告書② オックスフォードでの一週間を通して

Oxford University Experience 研修報告書② オックスフォードでの一週間を通して

 オックスフォードの研修に参加するのはこれで二回目で、自分の英語力をさらに向上させたくて参加した。オックスフォードに行くのはアウティングやハーフタームの研修も含めて三回目だったので、おおよそ街の感覚は掴めていて、この研修を通して現地の友人が作れたらいいなと思っていた。

 研修の授業では建築やアート、ファンタジーの話やイギリスと日本における文化や環境の違いなどについて学んだ。日英双方に良くない点、評価できる点があって、それを比較するような授業は非常に楽しめた。研修であった授業の半分ぐらいは授業の最後にそれぞれがつくったプレゼンテーションを発表する時間があるのだが、授業の内容を自分たちでまとめて形にしてプレゼンテーションをする、ということに価値があるように感じた。授業自体も日本のような受動的に聞くものでなく、生徒たちに発言させたり、生徒とともにすすめていくような形式の授業でとても面白かった。

 放課後や夕食後の一時間は自由時間が設けられていたり、パンティングやアイススケートなどのイベントが企画されているのだが、それらもなかなか日本では味わえないようなものが多く楽しかった。

 個人的にこのオックスフォードでの一番の目標は「友人をつくる」だったので、街の人やオックスフォードの大学生に自分から話しかけたりして努力をしてみた。イギリスの人たちは日本に比べて社交的で話しかけやすく、愛想も良いということは今までの学校生活やら何やらで知っていたので、こちらから話しかけると向こうも気さくに話してくれた。放課後の自由時間に私はアウトレットやウェストゲートなどで買い物したり、レストランやカフェでゆっくりしたりしていたのだが、普通に生活していてもすれ違った人たちから色々話しかけられるので、自分が設定していた目標は意外と簡単に達成できた。

 どこかの日本食屋で相席した老夫婦と少し雑談して言われたのだが、自分がイギリスの立教英国学院というところにいて、そこで日本から離れて勉強していると伝えると、それは良い機会だね、のようなことを言われてはっとした。確かに自分たちは日本にいる多くの高校生とは違ってイギリスという遠く離れた場所で勉強していて、英語に触れる機会も日本の高校より遥かに多く、こういった研修のプログラムなども計画されていて、僕たちにとってこれはかなり恵まれている環境だなと感じた。これから卒業まで数ヶ月イギリスで高校生活を送ることになるが、この限られた機会を最大限に有効活用して大学生に繋げたいなと感じた。

(高等部3年男子)