2023年度夏休み(7月9日-7月15日)、ハーフタームに引き続き、国際交流プログラムを実施しています。
中学生は、3つのプログラムのなかの1つである「Oxford Junior Programme」に参加しました。
中学2年生2名、中学3年生14名、合計16名の生徒たちが、ホームステイ先に滞在しながら、Wychwood Schoolでの英語レッスンをはじめとする様々なプログラムに参加し、毎日貴重な体験をしています。
引率の先生の視点から、日々の様子をレポートしていきます。
Day5 7月13日(木)
午前中の1クラスでは家の構造についての説明をし、理想の家を描く授業が行われました。授業の様子は外から伺うことしかできませんが、生徒たちは積極的に発言をしているようです。他の学生もいるため、写真を撮ってお見せすることができず残念です。休み時間には、生徒たちがジェンガのブロックを抜く様子をいろいろな国の学生も見守るなど、微笑ましい場面もありました。
本日の午後のアクティビティはスポーツ。バドミントンやバスケットボールなど、いろいろな国の生徒たちとの交流を楽しみました。交流する中で学生たちの年齢を聞いて「私たちと2歳しか変わらないのに大人っぽい」と驚く生徒たち。バスケットボールのゴールが高くて苦戦する生徒たちの横でスッと点を決めるスペインの学生に、思わず歓声を上げてしまいます。生徒は「背が高すぎる!」と悔しがっているようでしたが、なかなか良い時間だったのではないでしょうか。
今日は解散が1時間ほど早かったので、ホームステイ先に帰るまでの間にOxfordの街を散策した生徒も多かったようです。中には日本に帰国するまで待てずラーメンなどを食べる生徒も。ステイ先で出る夕食を食べられるのか心配でしたが、さすが中学生男子、「ラーメンはおやつ」だそうです。友達と学校帰りにラーメンというのも、全寮制の学校生活を送る生徒たちにとっては憧れのシチュエーションかもしれません。
Day6 7月14日(金)
今日の授業は道案内の仕方やロンドンの街の紹介をしました。生徒たちは明日、日本に帰るため参加はできませんが、この学校ではロンドンにアウティングに行くようです。行きたかったという生徒の声もありましたが、習得した英語は2学期のアウティングで活用してもらいたいと思います。プログラム最後の授業の授業を終え、体育館で修了式を行いました。生徒たちは自分のクラスの先生から修了証を受け取り、笑顔で握手を交わします。他国から来た学生からの歓声や指笛に照れながら、みんなそれぞれ誇らしげな顏をしていました。
午後はNational History Museumを訪れました。イギリスでは珍しく朝から強い雨が続いていたため移動が少し心配でしたが、案の定傘を持っていない生徒が多く、博物館に着いた頃にはかなり濡れてしまっていました。一度入り口まで集まって集合場所を確認して、入場の予約時間までは自由時間です。ひとまずシティーセンターへ向かってカフェを探す生徒たち。肌寒い天気のためか、きっかり1時間後にはミュージアム入り口に全員集合していました。
やっと入ることができた生徒たちは、骨格標本や剥製、工芸品の数々に圧倒されつつも貴重な時間を過ごすことができました。中でも、ここNational History Museumには、人間が絶滅させてしまった動物として有名なドードーの剥製の一部が、世界で唯一残されています。Oxfordならではの見学を終え、生徒たちはホームステイ先へと帰って行きました。「今日はホストファミリーに日本食を作るんだ」とバッグから味噌汁の具材を覗かせている生徒も。ホストファミリーと過ごす最後の夜です。良い夜になりますように!