まず、今回の見学で一番変わったことは、イギリス大学へ進学したいという気持ちがとても強まったということだ。先学期サセックス大学の見学に行った時、自分の中で可能性を感じ、冬休みに親と大学について話した。その時点では、日本の大学に行きたいという気持ちと英国大学に進学したいという気持ちは五分五分だった。
今回のUCLは、郊外にあるこじんまりとしたサセックス大学と少し違う雰囲気で、超名門とも言われる世界有数の大学であり、もちろん入学の壁は高い。しかし、ケンブリッジに行った時に感じた「格の違い」をそこまで感じなかった。そのため、レベルは非常に高いが、オックスブリッジに比べるとまだ現実的な印象があった。
そしてUCLだけでなく英国大学進学への意欲が高まったきっかけとして、大沼先生の講義で「日本の鎖国化」というトピックがあったことだ。正直、それまで私は鎖国化について本当に何も知らなかった。そのためとても衝撃的な話だった。
イギリスなどの海外にいながらも、私は将来は日本に戻って貢献したいと考えている。そこで日本の大学に行くのと海外で学んで戻るのとでどちらが日本、そして自分のためになるかを考えた時、後者を選ぶ方が良いと思えた。
もちろん簡単な道ではないが、チャレンジしてもいいと思う。そのための具体的なプロセスを築いていくためにまずは情報を集めることから始める。
今回の見学は進路に対する見方が変わる貴重な機会だった。
(高等部1年女子)