第51代生徒会が掲げる目標「立教での大家族体験をよりよいものに」を推し進めるためには、生徒の心が一つになる瞬間を提供することだと考え、僕たちは1年間学校生活に関する様々な取り組みを行ってきました。1年間の任期の終わりが近づいた冬休み、活動の締めくくりとして全校での立教かるた大会を企画しました。
「大家族」とは、学年を超えて生徒が一体となることだとばかり思っていました。しかし、今回のかるた大会を通じて、実はそうではないということに僕は気がつきました。かるた大会を開催するということは、企画を実現するために尽力してくれる先生方、準備を手伝って応援してくれる生徒の皆さんからなる多くのつながりがあってこそ成り立つものです。また、大会当日には記録や審判の仕事についてくださる中でも、生徒が真剣にかるたに参加をする姿勢に笑顔している先生方も見受けられました。その光景を見たとき、「大家族」とは生徒だけでなく先生方も加わってこその関係性であるのだということに気が付きました。生徒の心が一つになる瞬間は、先生と生徒の心が一つになっている瞬間でもありました。
この企画をもって第51代生徒会の活動は終了となりますが、自分たちが目標として掲げてきたことが様々な過程を乗り越え、改善と克服を繰り返しながらも、長い時間をかけながらも、活動期間の最後の最後に「叶ったな」と心の底からそう思える時間に立ち会うことができたことをとても嬉しく思っています。1年間ありがとうございました。(第51代・生徒会長)
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今回の全校かるた大会を実施するにあたって、まずは大会で使用するかるたを校内で作成することからはじまりました。立教生活に関する5・7・5からなる読み札と絵札の作成をクラスごとに依頼し、合計500枚を超える「立教かるた」を生徒会メンバーで作成することとなりました。大会当日は、生徒会と全校生徒たちが創意工夫を凝らして完成した手づくりの立教かるたに生徒も教員も大盛り上がり。2月3日の節分の日にちなんで、立教にたくさんの福を呼び込んだ一日となりました。
お茶漬けを 求めて行列 もうないな(小学6年生)
爪切りを 毎回忘れる 新学期(中学3年生)
寝静まる この夜残るは 私だけ(高校1年1組)
部屋と書き 「ドミトリ」と読む 立教生(高校1年2組)
立教の 食事で響く 集めましょう(高校2年2組)