スクールアウティングを通じて

スクールアウティングを通じて

◆5月22日にあったスクールアウティングで、私は実行委員になりました。この実行委員をやりたいと思った理由は、単純に行き先を決めることができるからです。千と千尋の神隠しの舞台を見に行く関係で、私の学年のM3とP(小学部)が一緒の場所に行くことになりました。Pの体力などを考慮して行き先を決めるのはとても難しかったです。バスの乗り降りの場所を考慮するとナショナル・ギャラリーや大英博物館等の案がでました。あまり歩かなくて体力的に楽ですが、「絵画に興味がない人は、すごく暇になってしまわないか?」と思いクラスメイトに聞きつつ、良い場所を模索しました。Pにもしっかり相談した結果、ロンドンアイに決まりました。

 1日のプランは、私達が決めました。昼ご飯の場所や買い物ができる場所は、Japan centerや焼き肉や中華街等の近くに決定し、みんなが楽しんでくれそうなプランを一生懸命考えました。このプランを発表するとき「ロンドンアイなんて乗りたくない」との声がでると思っていましたが、みんな嬉しそうに私達のプランを聞いてくれたので、とってもホットしたのを覚えています。当日も私達は仕事がありました。班ごとの自由行動がある場合、集合場所を決めました。みんながわかりやすいような目印がある場所にして工夫できたと思います。

 今回、アウティング実行委員をしてみて、先生達が沢山行き先を考えてくれていることがわかりました。先生方も私達の作ったこの計画をとても褒めて下さいました。みんなが楽しそうに行動している姿がとても嬉しかったです。来学期もこの実行委員を募集する場合は、また立候補してみようと思います。

◆今回のスクールアウティングでは実行委員の2人でどのように1日を過ごすのかを決めました。事前に決まっていたことは、コベントガーデンにバスが着き、帰りも同じ場所にバスが停まること、9時に学校を出発して、22時に立教に着くことだけでした。

 まず、行き先を決める際、歩いて行ける範囲で、小学生のことも考える必要があり、見つけるのが大変でした。候補は2つあり、ロンドンアイか水族館でした。結果的に、ロンドンアイにしました。その理由は水族館は日本でも行けるので、せっかくロンドンに来ているのだからロンドン唯一のところに行きたいということから選びました。でもロンドンアイだけでは30分程度しかかからないので、他の行き先や昼食と夕食場所、お土産が買えるところ等も探しました。そうしてJapan centerがある、レイタースクエア周辺を選びました。コベントガーデンはレストランなどがたくさんあるのでご飯を食べるのには適していました。時間などを決め、予定表は完成しました。しかし、スクールアウティング数日前、先生に時間を帰校を1時間早めると言われました。結構良いスケジュールができていたと思ったので残念でした。

 当日は予期せぬことが起こりました。まず、バスがまさかの全員分の席がない。そんな事ある?と思いました。バスが時間通りに来なかったり、先生たちは電車でロンドンへ行くことになり、40分程遅れて出発しました。昼食時間が少なくなりましたが、予定はいい感じで進んでいました。無事にロンドンアイにも乗れました。その日は雨でしたが、楽しめました。夜はレイタースクエアでご飯を食べました。

 今回のアウティングを通して私が思ったことは、アウティングに行くまでの予定を決めることも難しいし、当日もすべてが予定通りに行くわけではないということです。どんなに苦労して決めても当日何があるかはわからないので、スクールアウティングに行くことは全てにおいて大変なんだと実感しました。