3月3日はひな祭り。女の子が健やかに育ち、幸せになることを願う行事です。英国に校舎をもつ立教英国学院でも、日本の伝統的な行事を大切にしようと、チャペルに7段15人飾りのひな人形を飾っています。ただし、立教にあるひな人形はちょっと違います。その昔、卒業生から学校へと寄付していただいたものなのです。そのひな人形は、当時在学中であった何人かの生徒たちの手によって、日本からイギリスへと運ばれました。以来、2月の終わりになると、小学生や中1の生徒たちによって飾り付けられ、卒業終業礼拝が終わるその日まで、チャペルで生徒たちを見守り続けます。ひとつの学年を終え新学年への期待に胸をふくらませる生徒たち、立教英国学院を去り新しい一歩を踏み出す卒業生たちをあたたかく見送ってくれるのです。
そんな深い歴史があるおひな様は立教にとってなくてはならない大切な贈り物の一つです。