2018年の短期留学が、7月9日(月)~13日(金)に無事終了しました。今年は、男子生徒はRoyal Grammar School、Forest School の2つへ、男女生徒共にThe College of Richard Collyer (Collyer’s) へと、3つの学校との協力で行われました。本校から参加したのは合計で17人。5日間という短い期間でしたが、英国の学校の環境に朝から夕方まで身を置き、授業に参加したり、休み時間を楽しんだり、バディや他の生徒たちと共に長い時間を過ごしました。参加生徒たちの、短期留学を終えた作文を通じて、体験や感じたことなどをご紹介します。
【 Royal Grammar School 短期留学を終えて ②】
夏休みの思い出 IN ROYAL GRAMMAR SCHOOL
2018年7月、平成最後の夏である。私は7月の初めからロイヤルグラマースクールと呼ばれる創立500年を誇る学校に短期留学をしていた。この学校では勉強は勿論スポーツ、例えばラグビーなどと文武両道な学校だと聞いていたのもあって、どのような人達がいるのか期待を膨らませて初日の授業を受けていた。やはりすべて英語なので新鮮味があって面白いと感じたが、疲れることに変わりはなかった。しかし、周りの人と会話や小さなコミュニケーションをすることができてよかったと思う。
この学校は語学に長けていて、英語フランス語スペイン語ラテン語日本語などの授業があった。(日本語はブレークの時にあり、簡単なかるたをしたり、UNOで遊んだりした。)私はスペイン語の授業に出席し、そこではスペイン語の映画を見ていたが、英語字幕だったので理解することができてよかった。(英語の授業では、リテラチャーについてのことをした。)
物理では何か話題を決めてグループワークをし、プレゼンテーションを作るというもので、私が参加したグループはブラックホールについて取り組むことになったので、グループの人とたくさんの会話をして知識の交換をした。内容はブラックホールの基本的なことと、ブラックホールの中心部は凝縮されていて原子が動けないのに、なぜ熱が発生するのかということを(ホーキングレディエーション)超弦理論を使えば解決できるというもの。後日プレゼンテーションがあり、自分の発表に対し、周りの生徒たちからの評価をもらえてよかったと思う。
体育では、今日何をするのかをさいころを使って決めるようで、ユーモアがあると感じた。ちなみにその日はサッカーをした。初日の食事ではボロネーゼとサラダというシンプルな組み合わせだったが美味しかった。(ほかの日もおいしい食事だった)食事の雰囲気はまさに海外の学校の食堂という感じで、多少の違和感と抵抗感を抱いたもののすぐに慣れた。そのとき、一緒に留学した立教生に会うことができて少しリラックスできた。二日目以降は生活にも慣れてきてコミュニケーションをとることも多くなっていった。
この短期留学で思ったことは、生徒たちの性格、育ってきた環境、風土、文化の違いを新鮮に感じ取ることができ、また、とてもフレンドリーであるということであり、自分がビジターと書かれている赤い紐を首から下げていることを忘れさせてくれるほどであった。立教にいたからこそ経験できたことで非常に貴重な体験ができて良かったと思った。コミュニケーション能力を高めるためだけでなく、現地の同級生を知ることができたのは大きなことだと思う。このような経験も含めこれからまた他の国の人と話すような機会があれば積極的にコミュニケーションをしていきたいと思う。
(中学部3年生 男子)