オープンデイ準備期間突入!闘いの火蓋は切られた。

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 26日(金)の午前中は授業を受け、昼食をとると、もう気持ちはオープンデイへ切り替わる。午後は、教室の椅子や机を所定の場所へ移動する。椅子も机もなくまっさらな空間が広がり、教室はもう勉強する場所ではなく、作業するための場所となる。この日から、オープンデイまでの期間、生徒をはじめ教師陣もオープンデイの作業を朝から就寝前まで1日中行う。
 しかし、オープンデイ準備とはなにも、この期間だけを指すのではない。オープンデイのための話し合いはもうすでに1学期から行っている。テーマは何にするのか。まずはここから始まるのだけれど、これが難しい。もちろん意見がまとまってスムーズに行くクラスなどほとんどない。意見がぶつかりなかなか決まらないというジレンマを大半のクラスは経験する。しかし、クラス全員の意見を尊重しながらテーマを決めなければ、みんなのオープンデイではなくなる。だからこそ意見が割れ、話し合いがこじれてもお互いの納得いくまで話し合う。そういう話し合いからこのオープンデイは始まる。
 テーマが決定すると、主にストーリーを担当する模造紙班、背景を描く背景班、模型を作る模型班にわかれ、どういうストーリーにするのか、そのためにどんな背景を描けばいいのか、どういう模型を作ればいいのかを話し合う。そこまで綿密に話し合いを重ね、後は実際に作業するのみ。ここまでがオープンデイ準備期間前にそれぞれのクラスが行っていることだ。
 オープンデイ準備期間のこの初日の日はまさに「闘いの火蓋は切られた」といってよい。この日から11月4日(日)までの約10日間はまさに闘いなのである。
 「今日これが終わって、明日あれを終わらせて・・・・・・」計画を立ててみると実はギリギリ。クラスの全員が頑張らねば決して終わらない作業であることがわかる。焦りは募り、精神的にも体力的にも一日一日疲労感が増す。時には喧嘩にもなったりするが、しかし結局は協力をしていかなければひとつのものは成し得ることはできない。そういう紆余曲折を繰り返しながら一つのものを作っていく。しかし、模造紙を、背景を、模型をうまく仕事したときの達成感は実にたまらない。「これでどうだ!」と他の班員に見せつける笑顔。それを見て、「負けてられない!」と頑張る気持ちにさせてくれる。そういういい雰囲気や刺激を与えながら、教師も加わりまさにクラスが一丸となって作り上げていくのがオープンデイなのである。
 またクラスの展示だけでなく、他学年と合同で行うフリープロジェクト(劇企画、ダンス企画、剣道企画、書道企画、チャリティー企画)も同様に1学期からもうすでに活動を始めており、このオープンデイ準備期間はクラスの活動の合間をぬって、フリープロジェクトにも精を出す。全速力で駆け抜けねばとても乗り切れないーそんな慌しい日々を送っている。
 さて、高等部3年生はというと受験を控え、オープンデイ活動には参加せず、90分×5コマの補習授業を受ける。わいわいと賑わう他学年とは隔離された場所で、静かに学習できる環境の中勉学に勤しんでいる。食事の席では後輩の苦労話を聞き、時にうらやましがり、時に先輩としてアドバイスをしたりという姿を見せている。彼らの参戦は最後の3日間、父母の会のお手伝いだ。