中本さんは、本校が開校した1972年に入学した19名の小学生のうちのお1人です。現在はJAL国際線の機長として活躍されています。
この日はチャペルで講演会を開き、華やかだと思われているパイロットという仕事の裏側や苦労した経験、飛行機の仕組み、操縦中に気をつけていることなど、児童生徒たちが普段から利用しているとても身近な飛行機について、ユーモアを交えながら詳しく説明してくださいました。
パイロット姿の中本さんの立ち振る舞いや、飛行機の安全に関するお話などから、プロフェッショナルとしての意識の高さを感じました。一方で、大好きなサッカーの話に熱くなったり、恩師や友人との思い出について語ったりされたときの姿には、本校の同窓生らしい一面も見えました。
後半は小学生として過ごした立教英国学院での思い出についてのお話でした。中本さんがパイロットになろうと思ったきっかけ、サッカーが好きになったきっかけは、立教英国学院での生活でした。当時は今の児童生徒たちと同じように、親や先生たちに勉強しろ、勉強しろと言われていたそうです。なぜ勉強しなければならないのか、当時はわからなかったそうですが、今は「勉強が可能性を広げる」からであるとよくわかるそうです。なりたいもの、やりたいことが見つかったとき、場合によってはすでに間に合わないということがあります。でも勉強していれば、それを達成できる可能性があります。そのことの大切さを皆に伝えてくださいました。
中本さん、ありがとうございました。ぜひまた皆に会いに来てください。