多くの生徒が春休みを迎えていますが、3月11日(月)から15日(金)までの1週間、留学プログラムに参加し、イギリスの学校生活を体験している生徒たちがいます。
The Weald Schoolは立教から約20分ほど離れた町、Billingshurstにある共学の学校です。ここでは11歳から18歳までの約1700人の生徒が学んでいます。The Weald Schoolとは、今回が初めての交換留学となります。立教から派遣されている中学3年生2名、高校1年生4名から毎日届く留学日記を紹介します。
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今日は英語、数学、歴史、media studiesの授業を受けました。英語の授業では先生が今扱っている脚本のあらすじが書いてある紙を下さったので、それを和訳しました。
昨日よりは緊張せずに過ごす事が出来ましたが、まだまだ分からない事だらけで不安です。今日こそはちゃんと話そうと思っていましたが、実際に話すのってすごく難しいんだな、と実感しました。
中学3年生Aさん
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昨日、学校の様子が分かったからなのか、今日は心穏やかに、まるで普段からウィールドスクールに通っているかのように慣れた動作で登校した。しかし、今日も昨日と同じ、という訳にはいかなかったようだ。レセプションで昨日のBuddyと合流しようと待ち構えていても一向に昨日のBuddyが現れないのだ。色々と昨日の記憶を辿って手がかりを探していると、あることを思い出した。
聞き取ることで精一杯だったために有耶無耶に流していたある会話だ。「明日は別のBuddyと授業を受けてね!」と言う昨日のIzzyの一言。私はその時、軽く受け流してしまったが、あれはどういう意味だったのかと考え直してみる。そうしていると昨日の見慣れたウィールドスクールのBuddy達の中に見慣れない女子生徒がいた。彼女が私の名を呼んだ。その時に昨日のIzzyの一言の意味を悟った。
私の名を呼んだ彼女が今日からの私のBuddyだという。新たな不安が込み上げてくるのが感じられる。果たして今日も無事に終わるだろうか。
とは心配したものの、生活は昨日とさほど変わらず、Buddyもよく話しかけてくれたのでダブルの授業までも楽しむことができた。印象的であった授業は6限に受けたメディアで、主流的な物語とマイナーな物語の展開をする2つの映画を見比べて、何が違っているのかを見出す授業であったので、とても興味の湧く話題であった。
ウィールドスクールのカリキュラムは人それぞれ違っていて、日本人からすると大学のような印象を受けるが、それは個人の興味と好奇心を尊重した上で成り立つ制度であるから普段の決められた授業をこなす立教とは違った、新しい授業への取り組むたのしさを見出すことの出来た1日であった。
少しずつの生活、文化の違いの発見が興味深く、面白く感じられる一日であった。
高校1年生Mさん