卒業生のみなさん、立教英国学院で満開の桜を見たことがありますか?
どこに桜があるかって?
NEW HALL前の池ですよ。
それからWEST HOUSE前に、体育館に向かう駐車場の周り一帯。
秋はオレンジ色に燃え立っていたじゃないですか。
在校生のみなさんは見たことがないはずです。
立教の桜は日本と同じで、大抵3月末から4月初めごろに満開になり、
4月中旬の入学式頃には新緑まぶしい葉桜にかわっているからです。
この桜の木々は、むかしむかし遠く日本から輸入してきたもの。
検疫を通過するために、農業大国オランダを経由して持ち込まれました。
庭師のピーターによれば、寒冷の地になじまなくて、何本かは死んでしまったけれど
多くは根付いて、今も日本の春の姿を思い出させてくれています。
アメリカはワシントンの桜公園みたいですね。
さてこの桜。
立教生のみなさんは、今年の春、桜満開が見られそうですよ。
なぜなら今年はイギリスの春がとーっても遅いから。
イギリス在住のみなさんならご存じでしょう。
3月末から急に寒くなって、4月初めまで毎日のように粉雪が舞った2013年。
気温も5℃を超えず、風が冷たくて冷たくて。
まだまだセーターもコートも手放せなくて。
4月も6・7日になって、ようやく日中気温が10℃近くに上昇してきました。
寒い春ですね。
しかし!
そのおかげで春の花々の開花が遅れています。
3月中旬には満開を迎える水仙の花が、ようやく6割がた咲いてきたところ。
アーモンドの花はやれやれとばかりに、開花。
立教の桜はつぼみを閉じて、花開く様子を見せません。
よく見ると、まるく桃色にふくらんで準備は万端のようですよ。
このまま気温が下がらなければ、今週末の入学式には
桜に迎えられて1年が始められることでしょう。
お天気に恵まれてよい1日となるといいですね。
桜を楽しみにしていて下さい!
めったにないチャンスが今年は訪れます。