多くの生徒が春休みを迎えていますが、3月11日(月)から15日(金)までの1週間、留学プログラムに参加し、イギリスの学校生活を体験している生徒たちがいます。
The Weald Schoolは立教から約20分ほど離れた町、Billingshurstにある共学の学校です。ここでは11歳から18歳までの約1700人の生徒が学んでいます。The Weald Schoolとは、今回が初めての交換留学となります。立教から派遣されている中学3年生2名、高校1年生4名から毎日届く留学日記を紹介します。
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振り返ってみると始まるまでは長く感じられた短期留学の5日間も今日が過ぎてしまえば、残り1日である。そう考えると今日までの4日間は本当に楽しく、あっという間であったように思う。
今日は通常授業であったが、ダブルP.E.が3、4限にあったので、初めて受けるP.E.が日本の体育とどのように異なるのか興味があった。
案の定、P.E.は体育とは大きく印象が違っていた。体育では通常、これでもかと運動させられる、好き嫌いのハッキリしてしまうような教科であるのに対して、P.E.は楽しくアクティビティをするような感覚であった。具体的には体育館内ではカーリングのストーンに小さなタイヤを付けたものを的目掛けて投げるといったことをした。ただ体力を求められるのではなく、集中力などの他のスキルも試される貴重な体験ができた競技であった。もう1つは外で、2,3人でチームを組み、携帯でキャンパス内のどこかの写真を撮り、他のチームと写真を交換して、同じ写真を撮って、先に戻って来たチームが勝利する、というゲームをした。これはまだハッキリと校内の建物の配置を覚えていない私にとって、場所を確認するまたとない良い機会であった。また、チームもBuddyのPoppyと組まずに、他の同級生と組んだので最初こそぎこちなかった会話も少しずつ弾むようになったので、とても嬉しかった。
午後の授業はBiologyとMathであった。既知の範囲なだけあって授業も受けやすかったように思う。だが、これは本当に既知の範囲だからだけなのだろうか。1日目のBiologyは既知の範囲でも授業の話を追いつけずにいたように思う。だから、自惚れかもしれないが、確実にこの数日間で「英語を聞き取る」ことに慣れたのではなかろうか。このことに気付いたとき、私は歓喜とともにこの機会を与えて下さった両学校と両親に感謝の気持ちでいっぱいになった。きっとこのような体験は多くの人ができる訳では無いだろう。だからこそ、その貴重な体験をする機会が私に与えられたことに感謝をしなければならない。
明日1日でこの短期留学は終わってしまうが、この事実を心に留めて一分一秒を大切に明日1日を過ごしたいと思う。
高校1年生Mさん
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今日は、バディの子が体調不良で学校に登校できず友人のナターシャという女の子と一緒に授業を回りました。
英語の授業でロミオとジュリエットのストーリーを読んで分からない単語を和訳したり、数学では日本よりも簡単な確率をやったりしました。
明日は最終日なので十分にWeald School の生活を満喫したいです。
高校1年生Oさん