ひとりひとりの『捨てない生活』

ひとりひとりの『捨てない生活』

 今年の夏も、シャプラニール主催の中高生国際フォーラムに参加した。今回は三回目。私は団体訪問で「ハンガー・フリー・ワールド(HFM)」を選んだ。自分の住む世界である日本もイギリスも言うならば「飢餓」とは無縁な環境にあるからだ。  今回のフォーラムで私の頭の中に強く残った言葉がある。それは「もっ…
「夏休みの思い出」

「夏休みの思い出」

 ぼくは、今年も茨城に行って来ました。東京から車で約三時間の茨城県の県庁所在地、水戸市の北にある常陸大宮市という山や水田、畑ばかりの田舎町です。ぼくのおばあちゃんの生まれ故郷です。なぜぼくが毎年おばあちゃんが生まれた故郷に行くかというと、ぼくには、そういう『田舎』がないからです。だから、毎年お盆の時…
「日本の心臓」

「日本の心臓」

 日本には今、約180万社の株式会社がある。私達が知っている会社はほとんどが株式会社だろう。でも株式会社とはいったい何をしているのだろう。その謎を解くために、私は「金融体験ツアー」に参加した。  まず、東証アローズ(東京証券取引所)を見学した。ちなみに東証アローズという会社も株式会社の一つであ…
22期生 田中さん〈9月23,24日来校〉

22期生 田中さん〈9月23,24日来校〉

1999年の卒業以来初めて立教を訪問しました。 学院内の雰囲気は変わらず、相変わらずの『立教英国』でした。 卒業年度の学級日誌を最初から通して読み返し、当時読み取れなかったものがみつかり色々とよみがえりました。 立教英国はこれからも変わらずこのままであって欲しいと思います。…
「千尋が迷い込んだ世界」〜九份、台湾

「千尋が迷い込んだ世界」〜九份、台湾

 奇妙な臭いの中、人混みにまぎれて汗をかきながら屋台の続く道を必死に歩いた。周りの人たちが何をしゃべっているのかも分からない。そこにいた私と母は、本当に『千と千尋の神隠し』に出てくる主人公・千尋が迷い込んだ世界にいるかのようだった。宮崎駿さんもこの場所から、あのミステリアスな世界を創り上げたというが…
「日々の大切さ」

「日々の大切さ」

 私はふと思うことがある。それは「幸せ者だな。」ということである。まず第一に今こうしていたって普通の生活をそれが普通であるかのように過ごしていることである。私は幼い頃からガールズスカウトという団体に入り、世界の貧しい国の子どもたちのために募金活動をしたり、自分の使わなくなった文房具などを寄付したりす…
毎年恒例、全校写真。全校生徒に全スタッフも加わり壮観なパノラマ写真撮影。

毎年恒例、全校写真。全校生徒に全スタッフも加わり壮観なパノラマ写真撮影。

1年に1度の記念撮影、全校生徒と教職員が全員で一枚の大きな写真に収まります。200名を超す人数なので朝早くから業者の人がきて足場の組み立て作業が始まりました。ここ数年、生徒の数も教職員の数も増えているので足場の大きさも年々大きくなっていくようです。 いつも変わらないのは写真の中央にいる赤ネクタイの…
空と水と砂が創り出す国立公園へ

空と水と砂が創り出す国立公園へ

7月末にブラジルのサン・ルイスとレンソイスへ旅行した。1日目はサンパウロから飛行機で4時間の海辺の町のサン・ルイスへ。ブラジルで唯一フランス人によって築かれた町で、その名もルイ14世にちなんで名付けられたそうだ。ポルトガルやフランスの影響を受けた、当時のタイル装飾が残っている建物が多く、「タイルの町…
フラワーアレンジメント部 Rudgwick Autumn Show で上位を独占

フラワーアレンジメント部 Rudgwick Autumn Show で上位を独占

9月14日(土)、イギリスの象徴といえる不安定な秋の天気。 それを掻き消すかのように凛とした、赤、黄色、水色、薄赤紫の4つのフラワーアレンジメント作品。 それらの作品を取り囲み、感嘆や笑みを漏らす地元の人々。 その日はRudgwick Autumn Showがあり、フラワーアレンジメント部…