まだ日の明けない午前4時30分、それぞれの寮では当直の鳴らす鐘が響きました。今日はウィンブルドンのテニス観戦です。前日の夜には、高校2年生が全校分の朝食を手際よくパックに詰め、就寝時間は最高学年の高校3年生でも22時と準備は万端です。
学校を午前5時に出発し、6時頃にはウィンブルドンに到着しました。「4時30分に起きたのに!?」「去年よりも人が多い!」と会場にできあがった長蛇の列を見た生徒たちはウィンブルドンでのテニス観戦の厳しさを体感しました。そして、列に並び待つこと約6時間、やっと入場することができました。
入場した生徒たちは大興奮。楽しみ方はさまざまで、ウィンブルドン名物であるStraberies and creamを食べる、おみやげを買う、試合後の選手にサインをお願いする、 もちろん、世界のトップテニスプレイヤーである選手たちの試合を真剣に観戦をする生徒もいます。今回は日本人選手の錦織圭選手の試合も観戦することができました。
天気にも恵まれた一日、学校へ帰る時間になると真っ赤に日焼けをした生徒たちが集合し、「サインもらえたよ!」「錦織選手の試合見たー?」とウィンブルドンでの一日のできごとを楽しそうに話していました。生徒たちは、自分で会場に行くことでしか味わえないテニスの聖地ウィンブルドンの迫力に圧倒され、仲間と共に楽しい時間を過ごすことができました。同時に一人ひとり、さまざまなことを感じ、学んだことでしょう。
全力で一日を楽しみ学校に帰って来た生徒たちには少し疲れた様子もありました。しかし、今は期末試験期間。低学年は夕食を食べ終えるとすぐに就寝しましたが、高学年は気分をしっかり期末試験に切り替え、今日も自習に励みました。選手たちが、試合の最後まで決して諦めず全力で戦っていたように、生徒たちも期末試験に最後まで全力を尽くしてほしいです。