立教英国学院ってどんな学校?
立教英国学院(りっきょうえいこくがくいん)は、1972年にイギリスに設立された全寮制(ぜんりょうせい)の日本人学校です。小学5年生から高校3年生まで、約180人が集団で生活をしています。
授業は日本の学校と同じように日本人教師で行われますが、イギリス人による英語の授業もあります。学校にはたくさんのイギリス人スタッフがいるので、英語を身近に感じながら生活することになります。
高等部(高校生)では本格的に英語を使った授業がはじまります。イギリス人の先生のもとで、考え方や教わる内容もすべて英語で進められてだんだん英語の内容も高度になっていきます。
イベントや行事がたくさん
4月に入学してから、5月にはすぐに球技大会やジャパニーズイブニングがあります。球技大会は学年を超えてチームを作り、一緒に練習するうちに新入生も先輩も後輩も名前を覚えて仲を深めていきます。ジャパニーズイブニングは、日本の伝統的な遊びや日本特有のものを地域の人に紹介するイベントです。お客さんはイギリス人なので英語で会話することになります。
また、アウティングと呼ばれる近くの都市への遠足やオープンデイ(文化祭)など、様々な行事があります。
複数参加のクラブ活動
文化部からスポーツ部まで多くのクラブがあります。かけもちOKなので興味を持った複数のクラブに参加することができます。いろいろな活動が楽しめるのが日本の部活動と大きな違いかもしれません。
クラブ活動を通じて学年関係なく友だちの輪が広がっていくことが、より学生生活を楽しくします。
立教英国学院はどこにある?
ヨーロッパの北西部に位置するイギリスの首都ロンドンから車で約1時間20分。ギルフォードという街から国道を南東の方面へ走れば右手に学校正門が見えてきます。
「イギリスの庭」と呼ばれる南部の緑豊かな地域に立教英国学院はあります。広大なキャンパスではリスが小枝の上を走り、ウサギが駆けていく様子が見られます。この自然環境は立教生に、最高の学習環境を提供してくれています。
イギリスについて
東京の羽田空港からイギリスのヒースロー空港まで約9600kmの距離があります。フライト時間は12時間前後です。
イギリスは正式にはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国といって、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国で構成されています。
使用通貨はポンド(£)です。
ギルフォードはイギリスの素敵な田舎町です。
家族と離れて暮らす
家族と離れて暮らすことははじめは不安かもしれませんが、勉強やクラブ活動、新しい友だちと毎日を送る中でしだいに慣れていきます。
立教英国学院は生徒と教師がひとつの家族として生活しているのが特徴です。常に集団の中で活動しているので、まわりの人と協力して生活できるコミュニケーション能力が養われます。困った時、悩んでいる時には友だちや先輩と助け合って、協力し合って共に成長できる環境です。
一人部屋のない寮生活
ドミトリー(寮)には一人部屋がありません。そのため同じ時間を過ごす同室の友だちとの絆は自然と深いものになります。
家族のように毎日顔を合わす友だちや先生との輪の中で、お互いを思いやる気持ちが生まれます。また親元を離れて生活することで、自分で考えて行動する自立心も身についてきます。
ハーフタームで1週間お休み
4月に入学して慌ただしい毎日を送って慣れてきた頃にハーフタームがあります。ハーフタームとは1学期の5月下旬にある1週間の中期休暇のことです。この期間に多イギリス人家庭にホームステイする生徒もいますが、新入生は基本的に全員帰国します。
日本に戻ると約1ヶ月半ぶりの家族との再会になります。学校のことや寮での体験を話す頃には、すでに立教生の顔になっているのではないでしょうか。